内容説明
私立探偵エイモス・ウォーカーは、元娼婦のアイリスから、有名なジャズマンだった老父の行方を探してくれと頼まれる。調査を始めた途端、アイリスの車に銃弾が。犯人を追い消息をたどるにつれ、隠された意外な姿が浮かびあがってくる。デトロイトの街に流れる哀愁の名曲を背に、真相に迫るハードボイルド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maja
16
私立探偵エィモス・ウォーカー・シリーズ。追跡調査の末、人妻を見つけるエィモス。ラウンジでピアノを弾く彼女との気の利いたやり取りから幕が開く。彼はその店で旧知の元娼婦アイリスと偶然に出会いジャズマンだった彼女の父親の消息を追うことになる本作。オーソドックスな展開のなかジャマイカ組織の用心棒が妙に浮いて地味派手だ。好きな探偵のひとりエィモス・ウォーカー。あとがきによると本作はシリーズ第7作目にあたるらしいが4作しか翻訳されてないのが残念。2022/11/12
映画屋
0
郡山からの高速バス移動中に読んだ。男だねぇ。2011/03/30
tsukasa_oishi
0
文体のせいなのか雰囲気のせいなのか最初はちょっと世界に入りづらいのだけど、一度入れてしまえば一気にラストまで読むことができる。どちらかというと古典的なハードボイルド。主人公はフィリップ・マーロウほど魅力はないが、それでもこういうのが好きな人は満足できるのでは。
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