出版社内容情報
【内容紹介】
『三国志』はいまだ魅力的な謎に満ちている！！
そして全ての答えは、曹操孟徳にあり！！
中国史上最大の農民蜂起・黄巾（こうきん）の乱で大打撃を受け、帝の崩御で決定的な混乱に陥った漢帝国。董卓（とうたく）はそこに乗り込み、最強の戦士・呂布（りょふ）と暴虐の契りを結び、またたく間に地上に地獄を出現させる。反董卓連合がついに起ち、呂布、関羽（かんう）、2人の超戦士は?水関（しすいかん）で驚異的な一騎討ちを交わす！が、暴虐の上に天子を戴く魔王の治世は堅く、英雄たちは蹂躙（じゅうりん）される。そんな時、新都の片隅にあって董卓暗殺の刃を研ぎ始めたのは無名の乙女・貂蝉（ちょうせん）であった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つみれ
35
「この痴れ狗共ぐぁーーッ」董卓がカッコよすぎて笑った。それから夏侯惇の存在感がすごい。滎陽で徐栄と交戦中に左目を失っているが、これは私が知る限り最速のタイミング。よほど早く隻眼にしたかったのであろう。華雄が関羽に斬られず、夏侯惇に斬られるというのは、三国志としてあまりに大胆な展開だ。うーむ、これはちょっとおもしろすぎる。ドレッドヘアーで、無口で、何を考えているのかわからない呂布の人物造形もいい。この呂布が今後物語を引っ掻き回していくのだろうから楽しみだ。どの三国志でも早すぎる孫堅の死は悲しいのだなあ。2019/08/01
みや
25
三十五歳となった曹操がとにかくかっこいい。ビジュアルも言動もかっこいい。愛が更に深まっていく。袁紹や孫堅は渋くて素適だし、呂布や董卓も個性が爆発していて素晴らしい。劉備は田舎の残念なガキ大将みたいな描かれ方なので他作品とは一味違うのだが、この劉備も好きになれなかった。貂蝉は不細工だけれど、次巻の活躍に期待したい。戦いでは首が吹っ飛びまくり、残虐な拷問ではグロ満載、大好きな夏候惇の眼球エピソードもあって大満足。2019/06/26
もも
10
三国志での自分の覚えている話や人物が出てくるのが読んでて楽しい。この巻から登場した呂布ですが、人離れした感じで、イケメンじゃなかったのが残念。三国志の中でも数少ない女性キャラの一人貂蝉も登場。これで16歳っていうのが凄すぎる。2011/07/31
sskitto0504
5
董卓ですね。曹操の立ち姿がたまにジョジョ立ちみたいなときが…2014/09/05
十六夜（いざよい）
5
天下の行方は今、決戦の地・し水関にあり!魔王・董卓率いる暴虐の軍団が、瞬時のうちに都・洛陽を手中にした。曹操孟徳は各地の群雄に大義の檄を飛ばし、袁紹を盟主とした連合軍を結成した!全面対決なるかと思いきや、董卓はあっさり酪陽を捨て長安へ。呂布対関羽は見ものだったが、決着つかず。そして董卓討伐に単騎で動く貂蝉。絶世の美人の二重が整形だったなんて…。2021/08/01
