出版社内容情報
【内容紹介】
ミステリー、SF等を巧みに織り込んだ、痛快時代アクション！！
「科学万能に思われたこの20世紀だったが、僕らはまだ、宇宙については学習をしはじめた幼児のような知識を持つのみだ──。」
大坂冬・夏の陣で豊臣方をうち破った徳川家康は、さらに執拗な残党狩りをつづけていた。真田幸村は厳しい弾圧の目をかいくぐりながら、古文書に記されている、超能力集団“魔界衆”を探り当て、彼らの助勢を借りて、ひそかに豊臣家再興を企てていた。幽郷の地に隠れ住む“魔界衆”とは何か！？一国をも破壊するという“超能力”とは何か！？家康の腹心・天海と、忍び・九鬼族の熾烈な追求の手は続く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
13
大坂冬・夏の陣で豊臣方を打ち破った徳川家康。だが、家康を恐れさせた真田幸村は生きていた。幸村は猿飛佐助、霧隠才蔵らと共に、古文書に記された「魔界衆」を探り当て、豊臣家再興を目指していた。幸村は魔界衆のいる飛騨山中へと向かうが・・・2016/09/05
hibimoriSitaro
1
再読。2000年９月初版。豊臣家再興を目論む真田幸村が伝説の戦国自衛ちがった魔界衆を求めて飛騨をさまよう。魔界衆の手を借りれば国家転覆など造作もないことなのだ。艱難辛苦協力を引きだしたが，それは真田の帰阪に丸腰の村民５名を随伴させるというだけのことだった。幸村が主役を張れず脇に徹するという贅沢ドラマ。シンプルな筋立てが滅法おもしろい横山マジックであることよなあ。2022/05/06
Hiroki Nishizumi
1
当時の飛騨山中というと本当に人跡未踏だったのだろうなぁ2018/05/05
ねんこさん
1
真田幸村が実は生きていた！みたいな話から一気にSFへ。どうしてこうなった。2015/10/14
