健康ライブラリースペシャル<br> 出生前診断、受けますか?―納得のいく「決断」のためにできること

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健康ライブラリースペシャル
出生前診断、受けますか?―納得のいく「決断」のためにできること

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  • サイズ 46判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062598637
  • NDC分類 495.6
  • Cコード C0047

出版社内容情報

妊娠すれば出生前診断と無縁ではいられない今、受ける前に知っておくべきこととは? 出生前診断にふりまわされないための処方箋。「出生前診断」といえば、よく知られているのは母体血清マーカーや羊水検査などですが、2013年には臨床研究という形で、妊婦さんの血液検査だけで染色体異常が99%以上の精度で
診断できるとされる「新型出生前検査(NIPT)」が始まりました。
出生前診断への関心は、妊婦さんの高齢化とともに、ますます高まっており、例えば羊水検査の実施件数は10年前の2倍になっています。
また、妊婦さんが必ず受ける超音波(エコー)検査についても、日本産科婦人科学会は出生前診断であるとしています。近年、機械の飛躍的な進歩により、「生まれるまで分からない」とされてきた病気や障害が、かなり詳細に分かるようになってきているからです。

今や、妊婦さんであれば誰もが否応なく出生前診断を受ける状況になっており、それに伴って妊婦さんが知っておくべきことも増えています。
本書では、出生前診断の現状から、検査を受けた人たちの葛藤や決断、そして出生前診断とどう向き合えばよいのかについて、緻密な取材に基づいてまとめました。
出生前診断を受けることを考えている人はもちろん、どの検査を受ければいいのか、そもそも受けるかどうか迷っている人にとっても指針となる情報が網羅されています。


【本書の内容】
プロローグ  出生前診断の今

第1章 出生前診断でわかること
超音波検査/羊水検査/絨毛検査/母体血清マーカー/NIPT(新型出生前検査)

第2章 出生前診断に向き合った人たち
出生前診断に「巻き込まれた」とき/障害を受け入れるということ/「あきらめる」という決断/
「心の準備」としての出生前診断/出生前診断を受けたからできたこと

第3章 出生前診断をめぐる不安とサポート
出生前診断で「知りたいこと」「知りたくないこと」/遺伝カウンセリングってどんなこと?/
納得できる結論を出すために/障害のある子どもと生きるということ/
産むことをあきらめた女性たちを待つもの

第4章 出生前診断で悩んだら
「決めなければ」から「決めてもいい」へ/「障害」の不安にとらわれたときに知っておきたいこと/
「自分が納得できる」ことを大切に

エピローグ

プロローグ 出生前診断の今
第1章 出生前診断でわかること
 超音波検査/羊水検査/絨毛検査/母体血清マーカー/
 NIPT(新型出生前検査)
第2章 出生前診断に向き合った人たち
 出生前診断に「巻き込まれた」とき/障害を受け入れるということ/
 「あきらめる」という決断/「心の準備」としての出生前診断/
 出生前診断を受けたからできたこと
第3章 出生前診断をめぐる不安とサポート
 出生前診断で「知りたいこと」「知りたくないこと」/
 遺伝カウンセリングってどんなこと?/
 納得できる結論を出すために/障害のある子どもと生きるということ/
 産むことをあきらめた女性たちを待つもの
第4章 出生前診断で悩んだら
 「決めなければ」から「決めてもいい」へ/
 「障害」の不安にとらわれたときに知っておきたいこと/
 「自分が納得できる」ことを大切に
エピローグ


NHKスペシャル取材班[エヌエイチケイスペシャルシュザイハン]
著・文・その他

野村 優夫[ノムラ マサオ]
著・文・その他

内容説明

受けるのが不安、検査で異常が見つかったら?家族と意見が合わない、どうしても決断できない―出生前診断をめぐる「どうすればいい?」へのサポートブック。

目次

プロローグ 出生前診断の今
第1章 出生前診断でわかること(超音波検査;羊水検査 ほか)
第2章 出生前診断に向き合った人たち(出生前診断に「巻き込まれた」とき―河野さんの場合;障害を受け入れるということ―宮澤さんの場合 ほか)
第3章 出生前診断をめぐる不安とサポート(出生前診断で「知りたいこと」「知りたくないこと」;遺伝カウンセリングってどんなこと? ほか)
第4章 出生前診断で悩んだら(「決めなければ」から「決めてもいい」へ;「障害」の不安にとらわれたときに知っておきたいこと ほか)
エピローグ

著者等紹介

野村優夫[ノムラマサオ]
NHKアナウンサー。1992年入局。これまでに「ニュース10」リポーター、「特報首都圏」「かんさい熱視線」キャスターなどを担当。2015年から「マイあさラジオ」キャスター。ラジオドキュメンタリー「いのちの交換日記」(第56回文化庁芸術祭・優秀賞)、「NHKスペシャル 遺された声~録音盤が語る太平洋戦争」など番組の制作にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フクミミ

10
もう産める歳をとっくに過ぎているが、妊娠適齢期の時には頭にあった「出生前診断」。自分ならどうするか・・・当然考えた。実際に診断を受けて出す答えはぎりぎりまで自分を追い詰めて出したものだろう。産む決心も産まない決心も尊重されるべき。回りがとやかく言うべきではないと思う。2017/09/28

アセロラ

8
出生前診断って、障害や病気があった場合に中絶するかどうか判断するため、というイメージがありました。ですが、様々なエピソードがあり、障害や病気がわかって受け入れる、諦める、心の準備をする、など、当事者の状況や気持ちの変化がよくわかりました。「母体も胎児も、できるだけ安全な状態で産めるように」検査をするのです。意思決定には、夫婦や家族で医師や遺伝カウンセラーなど専門家からの話を十分に聞いたうえで、納得が大切です。障害や病気がわかった場合に、予め転院しておくなどの事前準備に役立てることが印象的でした。2020/05/30

カナコ

7
自分自身も32歳と36歳での出産だったので、36歳での出産の時はクアトロテストを受けるか迷った。実際は夫婦で話し合って、ここで障害が確認されなくても、発達障害など産後にしかわからない障害もあるから、結局受ける必要はないという結論を出した。それに日に日に胎動がわかるようになると、産まない選択をするのはかなりの覚悟。決断する時間が限られていて、すごく難しい選択を迫られる。もう子供を新たにもつ予定はないけれど、妊娠中の不安定な気持ちを思い出した。この話はすべての妊婦にとって決して他人ごとではないこと。2017/12/18

Humbaba

6
情報を手にしたからと言って、誰もがそれを有効活用できるとは限らない。結論を下した後も、本当にそれが正しかったのかを悩むことも多くあるだろう。どのような決断をしても、完全に後悔がないということは難しい。だからこそ、どうすれば納得できるかを考えて、そのために情報を集める事が大切である。2017/11/26

G-dark

4
出生前診断を勧めるわけでも批判するわけでもなく、受けてもいいし受けなくてもいい、胎児に異常が見つかったからといって必ずしも中絶しないといけないわけでも中絶してはいけないわけでもない、という考え方をしている本なので、妊婦さんやその周りの方々が読んでも「自分たちの選択は責められている」と辛い気持ちにならずに読める本です。自分の命について決断するのも難しいのに、自分以外の人の命について決断するのは更に難しいですよね…。悩んで当たり前だと思います。正解なんて無いんだし…。自分たちが納得出来るか出来ないかだから…。2018/04/16

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