内容説明
特別支援学校で子どもたちとおくる楽しい日々の物語。現役のベテラン教員が、発達障害の子どもたちとの学校生活を描き出す。
目次
「特別支援学校」を紹介します
生活習慣を身につける(スケジュールを学んでほしい―田淵君(小学部二年生)
「こだわり」から見えてくるもの―小谷さん(小学部四年生))
トラブルを回避する(危険行為や問題行動に対応する―三村君(小学部四年生)
自制心を養うために―石川君(中学部一年生))
気持ちを伝えあう(子どもの気持ちをくみとる―石田君(高等部一年生)
気持ちを言葉で伝えてもらう―木山君(中学部一年生))
枠組みで捉えることの限界
著者等紹介
成沢真介[ナリサワシンスケ]
1962年生まれ、特別支援学校教諭。中央大学文学部卒業、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程を修了。中学校の普通学級や特別支援学級の教諭を経て現職。現場で自閉症や発達障害のある子どもたちの教育に携わっている。教育相談や地域における巡回相談などで特別支援教育の充実に寄与し、文部科学大臣優秀教員表彰、日本支援教育実践学会研究奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cino
2
特別支援学校の先生が書いた本。自閉症スペクトラムについてが多い。実際の生徒とのかかわりについていきいきと書かれている。一見意味のわからない発語にえんえんとつきあってついに会話になる場面は感動的。生徒たちの成長したい気持ちに寄り添って適切にかかわればよい成果がでることがよくわかったが、このような深いかかわりが持てるのは特別支援学校だからか。2010/12/08
ちか
1
現場の人が書いたエッセイ。 こどもや保護者に「寄り添う」ってどんなことなのか、改めて考えさせられた。2012/02/23
しょうこ
0
特別支援学校の日常を記した一冊。先生の視点から描かれているので、同じ教師としてイメージも湧きやすく、参考になる支援方法もあり、あっという間に読めました。素敵な先生だということが読んでいて伝わってきました。2015/12/20
あ
0
現場での実体験が多く取り上げられており、勉強になりました。一人一人に向き合う姿勢が大切だということを、学ばさせていただきました。2013/12/28
OneSoul
0
特別支援学校に4月から勤務。目の前の子どもたちをイメージしながら読ませてもらいました。2011/06/12