出版社内容情報
乳がんで失った乳房を再建したいと思ったら、どうすればいい? 再建法の選び方から再建後の生活まで、この1冊ですべてがわかります乳がんで失った乳房を再建したいと思ったら、どうすればいい?
再建法の選び方から再建後の生活まで、この1冊ですべてがわかります!
乳がんは、この20年ほどで罹患数が2倍以上に増えており、2006年には5万人以上が乳がんにかかっているという報告があります。乳がんになってしまうと、多かれ少なかれ乳房を切除しなければなりません。それは、女性にとってとてもつらいことです。
以前は、乳がんの患者さんは、「乳房を失ったまま、病後の生活を送る」ということも多かったようですが、
近年、乳房を再建したいと考える女性が増え、また形成外科技術の進歩などによって、きれいな乳房が再建できるようになりました。
この本には、どのように乳房を再建するのか、どうすれば満足のいく再建ができるのかなど、
乳房を再建したいと思ったときに知っておきたいことが、マンガと図を交えてわかりやすくまとめられています。
再建の方法については、自分の身体の組織(自家組織)を移植する再建法、人工乳房(インプラント)を挿入する再建法など、
現在、行われているほとんどすべての方法を網羅しています。
また、その人に合った再建法の選び方や、手術後の生活などについてもていねいに解説しています。
乳房再建の豊富な経験を持つ医師の監修による、乳房を再建したいと考えているすべての人に役立つ“ガイドブック”です。
佐武 利彦[サタケ トシヒコ]
監修
手丸 かのこ[テマル カノコ]
イラスト
内容説明
乳がんになってから乳房を取り戻すまで。
目次
第1章 乳房再建の基礎知識(乳房再建とは?―自家組織による再建とインプラントによる再建;自家組織による再建―身体の一部を移植するため、あたたかく自然な触感の乳房に ほか)
第2章 よくわかる「自家組織による乳房再建」(自家組織を移植するということ;2つの「自家組織」―「穿通枝皮弁」と「筋皮弁」 ほか)
第3章 よくわかる「インプラントによる再建」(「インプラントによる乳房再建」とは?;インプラントってどんなもの? ほか)
第4章 こんなときはどうすればいい?乳房再建Q&A(乳がんが両側の乳房にできてしまいました。どのように再建すればよいでしょう?;お腹に帝王切開やほかの手術の傷あとがある場合でも、自家組織で再建できますか? ほか)
第5章 入院、そして退院後の生活(乳房再建のために入院するときの心得;手術日決定から退院まで ほか)
著者等紹介
佐武利彦[サタケトシヒコ]
1964年富山県生まれ。久留米大学医学部卒業後、東京女子医科大学形成外科、鹿児島市立病院形成外科、川口市立医療センター外科などを経て、2006年から横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科准教授。専門分野は乳房再建、再建外科、マイクロサージャリー。2003年より穿通枝皮弁による乳房再建術を手がけて高い成功率を残しているほか、乳房再建の最新事情にも精通している。日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本外科学会認定外科専門医、日本乳癌学会乳腺認定医
手丸かのこ[テマルカノコ]
埼玉県生まれ。第29回小学館新人コミック大賞佳作受賞後、漫画家、イラストレーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。