内容説明
最後に、どうしても伝えたいことがある。あるがままに受け入れれば、「死」は怖くない。ミッドウェー、キスカ、トラック島で死線をくぐった元海軍軍医、88歳の現役医師が贈るやすらぎの死生観。
目次
第1部 死ぬときは苦しくない(「あるがまま」に生きる;戦死した仲間とともに歩む;人間中心の医学を求めて ほか)
第2部 人間の死について―私の出会った死(人間の死;私流の宗教;皮膚癌の手術、そして肺癌の疑い ほか)
第3部 死をめぐる日本の文化(死をめぐる日本の文化;日本人と仏教;江戸の文化人;キリスト教の指導者;現代の科学者;最後にもういちど)
著者等紹介
永井友二郎[ナガイトモジロウ]
1918年生まれ。1941年千葉医科大学卒業後、1942年海軍軍医中尉として太平洋戦争に出征、九十九死に一生を得て生還。戦後、成田赤十字病院内科医長を経て、1957年永井医院を開業。医者中心ではなく、患者中心の医療を目指す。1963年実地医家のための会、1978年日本プライマリ・ケア学会設立。1988年日本医師会最高優功賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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