内容説明
優秀でスポーツも得意、毎日あんなに明るかったあの子が急に学校に行けなくなってしまった。好きなゲームもできず、食欲もない。「生まれてこなければよかった」などと言っている…。それは「子どものうつ」かもしれない。小学生で12人に1人、中学生で4人に1人が「うつ」になっている実態。文部科学省が取り組んだ、国内初の「子どものうつ」調査。そのチームリーダーをつとめた著者が、衝撃の真実を明らかにする。
目次
第1章 子どもにも「うつ」がある
第2章 「子どものうつ」はどんな病気なのか
第3章 さまざまな「うつ」の表れ方―診察室のケースから
第4章 「子どものうつ」とどう向き合うか
第5章 「子どものうつ」の実態調査
第6章 新しい生き方を模索する子どもたち
著者等紹介
傳田健三[デンダケンゾウ]
1957年、静岡県に生まれる。北海道大学医学部卒業。北海道大学大学院医学研究科神経機能学講座精神医学分野助教授。ロンドン大学精神医学研究所、ベスレム王立病院(思春期病棟、摂食障害病棟)などへ留学。日本ではまだ数が少ない、児童青年精神医学を専門とする。2003年度に文部科学省が日本で初めてとりくんだ「子どものうつ」に関する調査のリーダーをつとめた
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