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出版社内容情報
“――劇薬である” 冨樫義博氏、絶賛!!
慄然の新展開!!
都内で猟奇的“仮面事件”発生!!
なんと犯人は『劇光仮面』真理りまと同じ「ベーアサーダ」の仮面を装着!?
「人龍」との戦いで傷を負った真理は、次々と巻き起こるトラブルに追い詰められていく・・・
真理の「ヒーロー」としての再起はあるのか!?
喪失と再生の第6集。
『HUNTER×HUNTER』 冨樫義博氏 大推薦!!
「滅私空想
外殻しか持たない者の最大の武器が想像(リアル)であると私は思う。
ここにはリアルだけが在る。
劇薬である。 (冨樫義博)」
【編集担当からのおすすめ情報】
『HUNTER×HUNTER』 冨樫義博氏が“劇薬”と評した『劇光仮面』。
遂に第6集です。
今回の主人公は、ヒロインの真理りまです。
5集の人龍編で深い傷を負い、ヒーローとしての自信を失った真理が、怪人に追い詰められていく苦しい展開が続きます。
しかし、その先に待ち受けるのは、予想だにしない劇的な瞬間。
他では絶対に体験できない”劇薬”の読後感、是非ご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
19
出版社に勤める女性が怪獣フィギュアにファスナーとのぞき穴があるのを見て「この模型は“生物としての怪獣ではなく怪獣の着ぐるみ”の模型なんですね」と尋ねる。実相寺二矢の答えはこうだ。「“生物としての怪獣”ですよ」であれば、のぞき穴やファスナーといった「中の人」をイメージさせる痕跡はない方が良いのでは、との女性の問いに「エロティシズム。陰部が見えてる感じですね」とニ矢は言うのだ。この倒錯は本作において、真理である。いや、ひょっとしたら世界の真理なのかもしれない。とにもかくにも面白い!2024/11/09
ぷほは
6
真理りま復活ッ!真理りま復活ッ!と毒が裏返った時の烈海王なみに叫びたくなる神展開。しかしそれよりも重要なのは、単行本最後に若先生の謎ポエムが収録されていることだ。大丈夫か?エグゾスカル零の時みたいに袋小路に入らんか?と逆に心配になってくるが、ちゃんと他の著名漫画家から帯の文句をもらってるし良いか……って、よりによってこの人かい。そりゃ確かにぶつ切りで作品が終わるよりも長期休載の方がマシだけども。「真理、笑顔。」のコメントから「何とゆうか」という台詞が出てくる流れに涙した。原作漫画への参照言及も見事。2024/11/01
コリエル
5
特撮という夢から離れ現実へと立ち返ろうとしていた真里りまを引き戻すには、こうした劇的な揺り返しが必要だったということか。次回も彼女が主役のエピソードで終わりそう。2024/11/05
RoughMagician
4
作中の漫画家の豪ツヨシで、なんか永井豪先生を連想するなぁ2025/05/11
笠
4
4.5 新刊読了。面白いのはもちろん、この作者にしかこれは描けないと思わせる力、即ち作家性が強い。あとがきからも何かすごい熱を感じるが、冷静に読むと何言ってんだこの人みたいな感じもある。眼の負傷をきっかけにヒーローを降りて一般市民として生きようとする真理に襲いかかる脅威。人龍より変態の方がおっかないよねという話。でもよく考えると真理も含めて皆変態なんだよな。あの車内でおっぱい丸出しにしながら早着替えしちゃうのはあまりにも軽率というか、無鉄砲すぎるわ。東雲は百目に空気を入れられて動いたってことでいいのかな。2024/11/08