講談社選書メチエ<br> 物語論 基礎と応用

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講談社選書メチエ
物語論 基礎と応用

  • 橋本 陽介【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062586504
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0390

内容説明

人間だけが物語を語り、物語によって現実を理解する。では、「おもしろい物語」とは、どのように作られているのか。プロップ、バルト、ジュネットらの理論を紹介し、具体的な作品の分析から、その設計図を明らかにする。最もわかりやすいナラトロジーの教科書。

目次

第1部 理論編(「物語」の形態学;物語に流れる「時間」;視点と語り手;日本語の言語習慣;ノンフィクションは「物語」か;物語論への批判)
第2部 分析編(「おもしろい展開」の法則;叙述のスピードと文体;登場人物の内と外;さまざまな語りの構造;「物語」のこれから)

著者紹介

橋本陽介[ハシモトヨウスケ]
1982年埼玉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専門は、中国語を中心とした文体論、テクスト言語学。現在、慶應義塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

人間は、現実を「物語」で理解している。形態や文体、視点と語り手、物語の中の「時間」などから「物語」の構造と設計図を分析する。私たちは常に、物語に囲まれて生きている。小説や漫画などのフィクションが「物語」なのはもちろん、著者によれば、スポーツ中継や日々のニュース、歴史叙述も「物語」だという。では、ここでいう「物語」とは何か。どういう性質をもつものなのか――。これを論じてきた理論が物語論(ナラトロジー)である。
動物もコミュニケーションを行えるが、物語を語れるのは人間だけである。その意味では、物語とは、人間の言語活動に特徴的かつ本質的なものである。しかし、「物語」というと、これまでは往々にして、作者の意図や作品の社会的背景、歴史的意味の解釈にのみ、力点がおかれていた。本書でいう「物語論」はそうではなく、言語学や文体論を用いながら、物語そのものの構造を論じ、設計図を分析していく。
第一部では、フランス構造主義の物語論を中心に、その理論を紹介し、第二部では、カフカ、田山花袋、ボルヘスから、「シン・ゴジラ」「エヴァンゲリオン」「この世界の片隅に」まで、具体的なテクストを分析し、私たちの現実認識が、物語の仕方によっていることを明らかにしていく。

はじめに――「物語論」とは何を論じるのか

第一章 「物語」の形態学

第二章 物語に流れる「時間」

第三章 視点と語り手 

第四章 日本語の言語習慣

第五章 ノンフィクションは「物語」か

第六章 物語論への批判

第七章 「おもしろい展開」の法則

第八章 叙述のスピードと文体

第九章 登場人物の内と外

第十章 さまざまな語りの構造

第十一章 「物語」のこれから

おわりに――人間だけが物語る

橋本 陽介[ハシモト ヨウスケ]
1982年埼玉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専攻は、中国語を中心とした文体論、比較詩学。現在、慶應義塾大学非常勤講師。おもな著書に『7ヵ国語をモノにした人の勉強法』『慶應志木高校ライブ授業―漢文は本当につまらないのか』(祥伝社)、『ナラトロジー入門―プロップからジュネットまでの物語論』『物語における時間と話法の比較詩学―日本語と中国語からのナラトロジー』(水声社)、『日本語の謎を解く―最新言語学Q&A』(新潮社)など。

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