講談社選書メチエ<br> 世界史の図式

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講談社選書メチエ
世界史の図式

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062586146
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

まずは「流れ」をわしづかみ! 七つの地域世界と「優位勢力」の移り変わりを分析の視点に、「図式」から入る新しい「世界史再入門」世界史をほんとうに動かしてきたのは、地球上のどの国、どの地域なのだろうか――。七つの地域世界と「優位勢力」の移り変わりを分析の視点として、世界史の大きな「図式」を描き、「流れ」をつかむ。
世界史とは、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、ラテン・アメリカ、オセアニアの七つの地域世界が、時代によって「支配する側」と「支配される側」とに分かれ、両者が攻防を織りなす過程のことである。
世界各地で国家とよべるものが登場した当初は、地域世界はそれぞれ自立的だった。アジア、中東、ヨーロッパの三つの世界が鼎立していたのである。そしてまず、イスラーム国家の誕生とともにランド・パワーを拡大させた中東地域が優位勢力として世界の文明をリードした。その後、大航海時代にシー・パワーを展開し、世界を植民地化したヨーロッパが、さらに20世紀には、エア・パワーを手にした北アメリカが、世界各地の紛争に介入して覇を唱えるようになる。
ではなぜ、中東、ヨーロッパ、北アメリカの3つの地域世界は「支配する側」になり、他の4つの地域は「支配される側」であり続けたのか。今後、その関係が逆転することはあり得るのか。地理的関係や自然環境も視野に入れ、今後の展望までも語る。「図式」から入る、「世界史再入門」。

序章 世界史をみる視点
1 七つの地域世界
2 時代区分と優位勢力
3 優位勢力と「パワー」
第一章 三つの地域世界の鼎立時代
1 ユーラシア大陸の文明発祥地
2 三つの地域世界の鼎立状態
3 地域間交流の始まり
第二章 中東勢力の時代――ランド・パワーの拡大
1 イスラーム国家の誕生
2 ユーラシア各地への拡大
3 「中間の文明」の絶頂期
4 中東勢力への反撃
第三章 ヨーロッパ勢力の時代――シー・パワーの展開
1 西ヨーロッパの勃興
2 世界を植民地に
3 力関係ははぜ逆転したか
4 植民地と宗主国の構造
5 世界に広めたもの、変えたもの
6 ヨーロッパ勢力への反撃
第四章 アメリカの時代――エア・パワーの登場
1 孤立主義からの転換
2 世界各地への介入と支配
3 地理的優位性と経済力
4 アメリカへの反撃
終章 世界史における七つの地域世界と優位勢力
1 世界史と優位勢力
2 世界史と七つの地域世界
3 展望――これからの世界史の図式はどうなるか


岩崎 育夫[イワサキ イクオ]
著・文・その他

内容説明

世界史を動かしてきたのは、どの国、どの地域なのだろうか。「七つの地域世界」と、「優位勢力」の移り変わりを軸に、大きな「図式」を描いて流れをつかむ「世界史再入門」。七~一六世紀、ユーラシア各地にランド・パワーを拡大した中東勢力。一六世紀以降のヨーロッパによるシー・パワーの展開。そして、エア・パワーを手に現代の世界に覇を唱える北アメリカ。「支配する側」と「される側」の違いとは何か。地理的関係や自然環境も視野に入れ、今後の展望まで語る。

目次

序章 世界史をみる視点
第1章 三つの地域世界の鼎立時代
第2章 中東勢力の時代―ランド・パワーの拡大
第3章 ヨーロッパ勢力の時代―シー・パワーの展開
第4章 アメリカの時代―エア・パワーの登場
終章 世界史における七つの地域世界と優位勢力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kakeruuriko

1
そんなに大きい本では無く大きいスケールの話を扱っているのでそれぞれには簡単に触れることになる。そういうわけで中東、ヨーロッパの宗教大活躍時代は知っていることが多く、知らないことの多いアメリカの部分が面白かった。2017/10/20

GX

1
”世界史とは、時代によって「支配する側」と「支配される側」とに分かれ、両者が攻防を織りなす過程のことである”と定義し、今後の展望についても述べています。こういうのを読むと、”歴史はらせん階段のように進歩する”という田坂広志先生の著書を思い出します。”七つの地域社会の平等を人為的に創り出すのは、極めて難しい課題だが、それが必要なことは、これまで優位勢力を軸に動いてきた世界史の図式が教えてくれる教訓でもある” あとがきの”アジアや世界のなかでみると日本はどういう国なのかというテーマ”についても発表して欲しい。2015/12/09

capeta

0
世界の地域を7分割し、「優位勢力」と被支配地域との関係性に着目しながら、マクロの視点で「優位勢力」の移り変わりを捉えることを試みた一冊。 やはり俯瞰すると見えてくることが多く、既に世界史についてある程度見識のある方が読むと改めて整理されて良い。 1番感じたのは、人間は1番相手の「思想」をコントロールしたいのだなということ。宗教の強制もそう、自由の普及もそう。2016/03/02

dahatake

0
概ね既知の内容であった。 タイトルが少し違う「世界史」には触れてるが「世界の覇権」についての本。 中東が最初の世界覇権と銘打ってるが、私的にはそうは思えない。 また、それぞれにデータの提供が少なすぎる。軍事・経済・なと、ハードパワーについては、それらを提示しての話にしてほしい。 それにしても。 どの国の人も「マウント」を取りたがるのは変わらない。何が自由で平等なのかと、改めて思ってしまった。 2023/05/05

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