出版社内容情報
神野志 隆光[コウノシ タカミツ]
著・文・その他
内容説明
本居宣長の大著『古事記伝』―。名のみ知られて、ほぼ読み通されることのないこの歴史的名著を、全四十四巻すべて詳細に読み、丁寧に解説する画期的シリーズ、ついに完結!第4巻は、三十二之巻・応神天皇から四十四之巻・推古天皇まで。巻末に、「直毘霊」について、を附す。「聖帝」仁徳天皇が寵愛する八田若郎女、軽太子と軽大郎女の恋など、歌物語を中心に、宣長は『古事記』をどう読み解いたか―。
目次
『古事記伝』三十二之巻・明宮上巻―宇遅能和紀郎子をめぐって
『古事記伝』三十三之巻・明宮中巻―宇遅能和紀郎子と大雀命の天下の譲り合い
『古事記伝』三十四之巻・明宮下巻―天の日矛と、秋山の下氷壮夫・春山の霞壮夫
『古事記伝』三十五之巻・高津宮上巻―「聖帝」仁徳天皇
『古事記伝』三十六之巻・高津宮中巻―石之日売の物語
『古事記伝』三十七之巻・高津宮下巻―歌物語をならべる
『古事記伝』三十八之巻・若桜宮巻、多治比宮巻―墨江中王の反逆
『古事記伝』三十九之巻・遠飛鳥宮巻―軽太子の物語
『古事記伝』四十之巻・穴穂宮巻―不名誉な天皇
『古事記伝』四十一之巻・朝倉宮上巻―歌物語のなかの雄略天皇
『古事記伝』四十二之巻・朝倉宮下巻―豊楽のめでたい歌
『古事記伝』四十三之巻・甕栗宮巻、近飛鳥宮巻、広高宮巻、列木宮巻―顕宗天皇・仁賢天皇の物語
『古事記伝』四十四之巻・玉穂宮、金箸宮、檜〓(ひのくま)宮、師木嶋宮、他田宮、池辺宮、倉椅宮、小治田宮巻―系譜記事だけの天皇たち
著者等紹介
神野志隆光[コウノシタカミツ]
1946年生まれ。和歌山県出身。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、明治大学大学院特任教授、東京大学名誉教授。東京大学博士(文学)。専攻は日本古代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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