講談社選書メチエ
近代政治の脱構築―共同体・免疫・生政治

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062584517
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0310

内容説明

世界的に注目を集めるイタリア現代思想にあって、ひときわ光彩を放つロベルト・エスポジト。本書は、彼の主著である三連作『コムニタス(共同体)』『イムニタス(免疫)』『ビオス(政政治)』のエッセンスがわかり、かつ、最新作『三人称』にいたる道筋をも示す、エスポジト哲学にもっとも入りやすい著作である。フーコーによって提起され、アガンベンや、ネグリの『帝国』によって展開された「生政治」の思考は、どのように深化・進展するのか。そこに、「免疫」という視点はどのようにからむのか。九・一一とは、ナチズムとは…。もっともスリリングな政治哲学への招待―。

目次

訳者によるイントロダクション ナポリ発、全人類へ―ロベルト・エスポジトの思想圏
共同体の法
メランコリーと共同体
共同体とニヒリズム
免疫型民主主義
自由と免疫
免疫化と暴力
生政治と哲学
ナチズムとわたしたち
政治と人間の自然
全体主義あるいは生政治―二十世紀の哲学的解釈のために
非人称の哲学へ向けて

著者等紹介

エスポジト,ロベルト[エスポジト,ロベルト][Esposito,Roberto]
1950年生まれ。ナポリ東洋大学教授等を経て、現在、イタリア人文科学研究所(Istituto Italiano di Scienze Umane=SUM)副学長

岡田温司[オカダアツシ]
1954年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は西洋美術史・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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d0g_ville

6
基本的な部分はアガンベンの生政治論に即しているように思われるが、「人格」という概念をアガンベンにおける「法」のようなものとして扱う所は非常に興味深い。つまり彼にとって「人格」とは、その言葉において、非-人格的な動物的人間と、人格的な「人間的」人間とのあいだの境界線が画定されるということらしい。ここからさらに論を進めたものが『三人称の哲学』で語られるようだ。2014/08/15

七忍ミイラ

0
イタリアにおける生政治の哲学の展開は、アガンベンとネグリの両者に主導されてきたわけだが、実際のところ、この両者は決定的に分裂している。本書の書き手、ロベルト・エスポジトはその間隙を、独自の哲学、すなわち、コムニタス/イムニタスの理論によって埋め立て、生政治における新たな視差を打ち建てた。▼本書は、未邦訳の『コムニタス』『イムニタス』『ビオス』を、エスポジト自身によって概観したものである。英訳を読む上でも道標となろう。▼訳者の岡田温司の解説がわかりやすく、やや持って回った言い回しの本書を読む手助けとなる。2016/11/04

Sebastianus

0
やはりお前らも読むべき 2012/10/06

Sebastianus

0
このタイトルはどうにかならなかったのか2012/08/25

ダージリン

0
ナチズムの分析には恐ろしさを感じた。 現代が逆照射する共同体の行方には不安を感じる。なるようにしかならないのだろうが。2012/02/19

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