講談社選書メチエ<br> アイヌの歴史―海と宝のノマド

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講談社選書メチエ
アイヌの歴史―海と宝のノマド

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062584012
  • NDC分類 211
  • Cコード C0320

出版社内容情報

北の縄文から近世まで、異文化との交流・対立と通じダイナミックに展開する北の採集民族のリアルな歴史。宝を求め、サハリン・アムール川流域に進出する戦うアイヌ。激しい格差、サケ漁をめぐる内部対立、「日本」との交渉――社会の矛盾に悩むアイヌ。北の縄文から近世まで、常識を覆すダイナミックな「進化と変容」。(講談社選書メチエ)

第1章 アイヌ文化のなりたち――北の縄文から近世
第2章 格差社会の誕生――宝と不平等
第3章 「サケの民」の成立――交易品を推理する 1
第4章 ワシ羽をもとめる人びと――交易品を推理する 2
第5章 侵略する北の狩猟採集民――オホーツク文化との関係
第6章 境界をみる――「日本」文化との関係
第7章 アイヌ・エコシステムの世界――交易と世界観の転換


瀬川 拓郎[セガワ タクロウ]
著・文・その他

内容説明

宝を求め、サハリン・アムール川流域に進出する戦うアイヌ。激しい格差、サケ漁をめぐる内部対立、「日本」との交渉―社会の矛盾に悩むアイヌ。北の縄文から近世まで、常識を覆すダイナミックな「進化と変容」。

目次

第1章 アイヌ文化のなりたち―北の縄文から近世
第2章 格差社会の誕生―宝と不平等
第3章 「サケの民」の成立―交易品を推理する1
第4章 ワシ羽をもとめる人びと―交易品を推理する2
第5章 侵略する北の狩猟採集民―オホーツク文化との関係
第6章 境界をみる―「日本」文化との関係
第7章 アイヌ・エコシステムの世界―交易と世界観の転換

著者等紹介

瀬川拓郎[セガワタクロウ]
1958年生まれ。岡山大学史学科考古学専攻卒業。文学博士(国立総合研究大学院大学)。現在、旭川市博物館学芸員。専門は日本考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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六点

106
『銀の滴降る降るまわりに』と『ゴールデンカムイ』の間で六点のアイヌに対する認識は成り立っていた。読者に対してこの本は、根底から認識を覆せしめ、アイヌ民族の歴史を相対化させる。中世から近世のアイヌ文化の村落遺跡で必ず出土し、家伝の重宝扱いであった「鉄鍋」を以て「鉄鍋文化」と呼称する事に賛成する。鮭は日本と交易品として重要だから、「食料の中の一つ」から選抜されたという知見も重要である。アイヌが鉄砲を江戸期に所有していたとか。もう目からウロコが掻き落とされまくる。ぜひ読まれたい。2022/06/01

kishi

22
アイヌの歴史について、ほとんど何も知らなかったことを思い知らされました。交易という切り口で、考古学や文化人類学、それに文献史学からのアプローチを組み合わせて、定説に疑義を挟んだりもしながら、実態を明らかにしていきます。2018/09/30

サケ太

21
アイヌに対するふわっとした認識を固めてくれる良い本。「宝」という観点から形成されたアイヌの階層社会。アイヌがどのような政治体型、文化体系を経てきたのか。格差、内部対立など、「ゴールデンカムイ」でも描かれていたような部分が垣間見られ面白かった。北の縄文から近世までの進化と変容。交流と交渉。平和な民族ではない。彼らには彼らの文化の進化があり、強さがあった。2022/05/15

ぽんくまそ

9
アイヌに平和民族幻想を抱く人(縄文が破れてから戦い始め利権と威光を求める)を、逆に本州でいう鎌倉時代からはじめて北海道が擦文時代が終わってからアイヌ民族登場などというという学界ムラでの学術用語を鵜呑みにしてそれ以前のアイヌ存在を否定する日本国家主義者小林よしのりと真に受けたアホ(自民党札幌市議会議員)にも読んでもらいたい。擦文時代も後縄文時代も北海道のアイヌはアイヌだ。平安人、鎌倉文化人そして日本文化人(日本の風習のほとんどは東山文化)なのだぞそれなら日本人は室町以前いませんでしたと言わなあかんぞ小林。2020/02/09

おらひらお

6
2007年初版。図書館でたまたま手に取ったのですが、考古学・文献・絵画・動物の生態などを駆使したアイヌの歴史の復元に驚きました。アイヌ文化という名称そのものがおかしいという指摘にはじまり、狩猟採集民の階層化や戦争についても言及しています。九州在住なので日ごろ縁がありませんが、そんな僕にも興味深く読めた1冊です。2011/12/06

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