内容説明
宗教は「迷信」ではない。ラディカルな自己認識への論理的な「問い」である。二人の宗教的天才が全存在をかけた「問い」とは何だったのか。ともに自己の悪を見つめたイエスと親鸞の思想に通底する「普遍性」を明らかにする。
目次
第1章 なぜ、今イエスと親鸞か
第2章 ユダヤ教の伝承
第3章 イエスの教え
第4章 親鸞の教え
第5章 幸福とは何か
著者等紹介
八木雄二[ヤギユウジ]
1952年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程修了。Ph.D。現在、立教大学非常勤講師、東京港野鳥公園グリーンボランティア代表。専門は西洋中世哲学
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感想・レビュー
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逆丸カツハ
37
宗教の勧誘を受けてしまったのを機に読み直した。まだまだ自分の青臭さを感じてしまった。神様は信じないが、この論理には納得がいく。何ごとにも報いを求めることのできるほどの自分ではない。2025/01/27
Sherlock Holmis
0
哲学者の書いた本という割に出典もなく著者紹介すらなく、そのフワフワした書き出しには若干の不安を覚えたが、慣れていくうちに説法を聞いているような感覚になり、面白さがあった。末尾でも触れられているように、解釈のひとつとして参考に読みたい本だろう。2014/05/30
可兒
0
論旨はともかく、引き合いに出す人物チョイスに関しては日本人向けの一冊2010/02/18
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- 和書
- 機械工学 理工系の基礎