内容説明
「世界が現象する」とはどういうことなのか。フッサールの問題系に気鋭の哲学者が挑む。驚きに満ちた「現象学」解説の、そしてフッサール解体の試み。
目次
第1章 たび重なる「転回」―数学から超越論哲学へ
第2章 事象そのものへ―「現象」への還元
第3章 記号と意味―「現象」の内実
第4章 身体と私―「現象」の媒体
第5章 世界―「現象」の場所
第6章 時間と他なるもの―「現象」の外部へ
著者等紹介
斎藤慶典[サイトウヨシミチ]
1957年、横浜生まれ。慶応義塾大学文学部を卒業後、同大学大学院文学研究科博士課程終了。哲学博士。現在、慶応義塾大学文学部哲学科教授。専攻は、現象学、西洋近・現代哲学
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