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出版社内容情報
多様化し、増え続けているいじめ。当事者も周囲も、多くの人が苦しんでいます。著者はいじめ自殺遺族として日本各地で講演。加害者が「自分を守るためにいじめをする」という本音にも触れ、加害者に寄り添う必要性を強調します。学校などで行っているワークショップも紹介し、いじめをなくすために何ができるか提案します。
内容説明
心と命を救うために。いじめ自殺遺族からのメッセージ。
目次
序論 いじめの現状―文部科学省の調査を検討する
第一章 いじめについて誤解していませんか?(「被害者は弱い子」なのか?;「いじめられる原因がある」という被害者責任論 ほか)
第二章 スクール虐待と当事者の背景(いじめは虐待行為である;不登校の子どもたち ほか)
第三章 大切なのは、大人全体で向き合うこと(当事者はいじめをなかなか認められない;加害者とされた子へ丁寧な対応をしよう ほか)
第四章 「自由の翼」を考えるワークショップ(「心のお天気」;「赤いハート」 ほか)
著者等紹介
小森美登里[コモリミドリ]
1957年神奈川県生まれ。NPO法人「ジェントルハートプロジェクト」理事。講演、展示会、勉強会の開催等の活動を全国展開しており、講演は1600回を超えている。講演の対象は小学生から一般まで(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
smile
2
仕事本。いくつかの示唆をもらった2025/01/13
Humbaba
1
いじめというと軽く聞こえてしまうこともあるが、それは許されない行いであるというのは間違いない。ただし、間違っていると指摘したとしても、それだけで問題が解決できるような容易なものではないのもまた事実である。大人と子供では考え方もとらえ方も違っているために、まだ大丈夫だろうという気持ちが大きなダメージにつながってしまう危険もある。そのような違いは意識することで低減はできるが、それでも完全になくすのは難しい。2025/04/20