講談社選書メチエ
漱石のユーモア―“明治”の構造

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582049
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

「叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな」俳句、落語、古今東西の文学を駆使して漱石は明治を笑う。金権主義を風刺する『猫』。学校を笑う『坊っちゃん』。『それから』にこめられた文明開化へのまなざし。魯迅の笑いとの比較を通じ、漱石と彼が生きた明治という時代を捉え直す。

目次

第1章 笑いからみた漱石
第2章 ユーモアはいかに生まれたか
第3章 「人間」を笑う「猫」
第4章 学校を笑い飛ばす―『坊ちやん』の学校論
第5章 都会と田舎の間
第6章 西洋との葛藤―漱石のまなざし
第7章 魯迅の笑い・漱石の笑い

著者等紹介

張建明[チョウケンメイ][ZhangJianming]
1957年、中国無錫生まれ。北京大学卒業後、上海外国語学院助手を経て、日本に留学。広島大学大学院博士課程単位取得中退。現在、立命館大学講師。専攻は中日近代文学比較研究
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感想・レビュー

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遠藤三春

1
初期作品における漱石のユーモア、笑いに込められたテーマ。文明批評、教育、地方格差、西洋との葛藤などを作品に込めている。2011/09/12

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