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出版社内容情報
一松 信[ヒトツマツ シン]
著・文・その他
内容説明
数学の末解決問題として有名だった四色問題―平面上の地図は四色で塗り分けられる―は、1976年の夏、イリノイ大学の一人の数学者、K・アッペルとW・ハーケンによって解決された。しかし、それは計算機による膨大な検証という、従来の数学の証明法とは全く異なるものだった。四色問題の誕生から最終的解決にいたるまでの先人たちの苦闘の歴史を踏まえ、計算機に依存した現代の数学的証明の意義をあらためて考える。
目次
第1章 四色問題の誕生―怪物の誕生
第2章 ケンペの研究―最初の研究と早合点
第3章 テイトの研究―華麗なる変身
第4章 ヒーウッドの研究―曲面のほうがやさしい?
第5章 バーコフからルベーグまで―はるかなる登頂路
第6章 ヘーシュの執念―放電法の開発
第7章 ついに解決!―怪物もコンピュータでダウン
第8章 解決の余波―計算機による証明の意義
著者等紹介
一松信[ヒトツマツシン]
1926年、東京に生まれる。東京大学理学部数学科卒。同大助教授、立教大学教授、京都大学教授、東京電機大学教授を経て、京都大学名誉教授。理博。専攻は数値解析。太平洋戦争末期の学徒動員で暗号解読に携わり、以降、計算機と整数論との関連で公開鍵暗号に深い関心をもつようになる。海外との交流をはじめ、数学の啓蒙活動にも熱心で、専門家向け、一般向けを問わず著訳書多数。2015年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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