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内容説明
生体はどのように情報を処理しているのか?18世紀末、イタリアの物理学者ガルバニによって世界で初めて生体電気が発見された。しかし、その精妙極まる生体電気の謎が解明されるまでには、150年以上の歳月を必要とした。本書は、生理学の第一人者として知られる著者が偉大な科学者たちの足跡をたどりながら、私たちの体を飛び交う生体電気の原理を解説した力作である。脳科学、神経生理学の研究者のみならず、生命科学に関心がある学生や社会人、必読の書。
目次
第1章 電磁気現象と生体電気現象の同時発見
第2章 生体電気信号研究の黎明期
第3章 陰極線オシロスコープによる研究の進展―日本人研究者の偉大な貢献
第4章 細胞膜を「流れないのに流れる」容量性電流の不思議
第5章 活動電位の謎に迫る細胞内微小電極法
第6章 マクスウェルの悪魔としてのイオンチャンネル―活動電位のイオン機構の解明
第7章 活動電位の交通整理を行う「シナプス」
第8章 シナプスにおける電気現象の解明
第9章 シナプス研究の進展
第10章 生体電気信号系の研究の現状と問題点
著者等紹介
杉晴夫[スギハルオ]
1933年生まれ。東京大学医学部助手を経て、米国コロンビア大学医学部および国立保健研究所に勤務ののち、1973年より帝京大学医学部教授。専門は筋収縮の生理学。日本動物学会賞、日本比較生理生化学会賞等受賞。国際生理科学連合筋肉分科会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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天乃かぐち。
yori
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