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内容説明
レントゲン教授が放射線を発見して百余年。日本での放射線利用は9兆円の経済規模に達している。空港の手荷物検査にはじまり、半導体加工などの産業利用、医療器具の滅菌、診断と治療、食物の品種改良、ジャガイモの発芽防止など、私たちの身近で使われている放射線のメリットとデメリットをやさしく解説。放射線利用の入門書。
目次
第1章 身のまわりの放射線
第2章 放射線の基礎をおさえる
第3章 放射線でつくる、加工する
第4章 放射線で「みる」「測る」
第5章 食べものと放射線
第6章 医療と放射線
著者等紹介
東嶋和子[トウジマワコ]
ジャーナリスト、元読売新聞科学部記者。1962年生まれ。筑波大学比較文化学類卒業、米国カンザス大学留学。外務省外交フォーラム外務大臣賞受賞。91年よりフリーランスで科学全般、特に生命化学、医療福祉、環境、エネルギー、科学技術分野を中心に取材、科学と社会とのかかわりを追っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
5
馴染みの薄い放射線について、非常に分かりやすく書いてある。
本命@ふまにたす
1
放射線利用について、工業から医療まで幅広く解説。また、ブルーバックスらしく、応用的な事柄だけではなく「放射線とは何か」といったテーマについて解説されているのは好印象。2022/04/15
onnonn
0
放射線についての基礎知識を得るきっかけとしては最良のきっかけになる本だと思う。専門的な部分もあるけど、理解に苦しむほどじゃなく、いい意味で教科書的。ってそんなことぐらいしか思いつかないくらい、素人が放射線についての知識をつけるために読んでおいて損はない本だと思った。というか、いまとなっては読んでおかなければならない1冊かもしれない。さまざまな場面(それもけっこう意外な)に利用されている、っていうことを知るだけでも面白いし2012/08/05
takejin
0
扱っている範囲は広いし、わかりやすい。入門編としては十分かな。それより詳しく知りたい人は、それぞれの項目を調べよう。医療関係が少し詳しい感じがした。2011/09/01
2n2n
0
放射線の基本原理や、その技術のあらゆる分野への応用については理解できた。ただ、厳しい目で見れば、単に上記のことを解説しただけの本なので、どこか内容に物足りなさを感じる。2011/07/02