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内容説明
原子・分子からなる私たち生物を、物理的な手法で原理的に解明しようという生物物理学によって、ゲノムと遺伝情報、脳と記憶のメカニズム、タンパク質の機能、細胞のエネルギー生産など、生命活動の要となる現象はどこまで明らかにされたか。
目次
第1章 『二一世紀は生物の世紀』か?
第2章 ゲノム計画のもたらすもの
第3章 生物らしい分子の姿・形を見る
第4章 分子でできた究極の微小モーター
第5章 生物における光エネルギー・光情報
第6章 細胞の物質輸送と信号伝達
第7章 働く脳と変化する脳
第8章 一分子観測・一分子操作による生物の理解
第9章 生物物理とコンピュータ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
5
教科書に書いてあることが最前線とは思いたくないものだ。2014/01/19
中島直人
4
まさに生命の神秘。驚きの連続。かなり難しい内容も含まれており、読み進めるのは難しい本だが、物凄く刺激になる本。2014/08/24
AKO
3
いや~、分かりやすく書いてくれたつもりなのだろうけれど難しい。今から二十年以上も前に書かれた本。私のような原始人から見たら、二十年以上前の時点で未来の話を聞いている気分なのに今現在、最前線の話を聞いたらもはや未知との遭遇。これが知識格差か。現在の知識人からしたら、我々など止まって見えるのだろう。道具と科学、双方が比例してカンブリア爆発的に科学は発展する。スパコンで一万年くらいかかる計算を、わずか数分で行うことができるという量子コンピューターが開発されたというニュースを見た。これからさらに科学は発展する!2021/07/27
naoto
2
わかりやすく書いてるんだと思うけど…ブルーバックスだし…自分には難しかったな。まだ、そのレベルに行ってないんだろうな、自分。興味はあるのに、途中でついて行ってない感じがあって…またしばらくしたらら読んでみたい。2021/03/23
たかD
2
生物の境界領域を知ろうと思って読んだ.日本生物物理学会が編んだ本.オムニバス形式で,生物物理の代表的なトピックを紹介してある.一般向けをかなり意識しているようで,独立した各章のはじめに簡単な導入を設けてある.非常に読みやすい.個人的には,生物物理は3つの領域からなると思う.具体的には,電気生理学から派生した神経と脳の分子機構に関する研究と,生化学を微視的にした構造生物学の研究と,量子力学の応用としてのタンパク質シミュレーションの3つ.最後のシミュレーション以外は物理のバックグラウンドはいらないと思った.2013/10/12
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