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内容説明
私たちが日ごろ何気なく使っている接着というのは、考えてみると不思議なことだ。物を貼り合わせると、ぴったりくっついて離れないのは、どんな力が働いているからなのか？接着力の源は接着剤と物の表面の分子同士が引き合う引力＝分子間力だというが、その力はどのようにして生まれるのか？また、接着剤は水に弱くて剥がれやすいと思われているのに、ジャンボジェット機や宇宙船も接着剤で組み立てられているという。一体どんな接着剤が使われているのだろう？古くて常に新しい接着剤の不思議をさぐる。
目次
第１部 接着剤を使うのは、なぜ？
第２部 接着の謎をさぐる
第３部 どのような接着剤がある？―その現在と未来
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kent Kaseda
7
高校レベルの化学の知識で読める。身近な接着剤の奥深さがわかって面白かった。前半は接着という現象のメカニズムに関する説明。接着の強さは分子間力+α (物理的なアンカー効果、水素結合、酸-塩基相互作用、化学結合、粘弾性効果等)によって決定される。また、被着剤の界面や剥離方法、温度等の条件によっても接着性は大きく変化する。後半は種々の接着剤の仕組みおよび用途の紹介。2017/02/18
たけ
0
学校の課題研究のために借りてみた。接着は普段なにげない現象で案外簡単な仕組みかと思っていたが、高校で習う以上の内容が出てきたり、接着に関する意外な豆知識が載っていたりで、面白かった。最新の研究結果も知りたい。2013/09/08
ipusiron
0
メモ完2013/06/29
きよさん
0
とても面白く理解が進んだ。表面自由エネルギーのあたりが腑に落ちました。ほんとに感謝します。2018/06/02
