内容説明
アパートのベッドの上で、映画館の暗闇で、旅先で、襲いかかる男。信頼していた大人が豹変する!少年はその理由がわからないまま、罪悪感にさいなまれる。小児性愛者の狡猾な罠に落ちた少年が受けた性的虐待とは…。誰にも言えないまま、誰にも気づいてもらえないまま過ごした3年間。そして、そのトラウマと闘わなければならなかったその後の人生。自己を取り戻すまでの軌跡を被害者本人が綴った衝撃と感動の記録。
著者等紹介
イェンセン,クリスティアン・D.[イェンセン,クリスティアンD.][Jensen,Kristian Ditlev]
1971年、デンマーク・ホルベック市に生まれる。デンマークの新聞「ベアリンスケ」紙記者(文芸批評、文化ジャーナリズムを担当)。コペンハーゲン大学にて言語学を学ぶ。9歳から12歳まで、知人男性から性的虐待を受ける。19歳で加害者で告発。専門家のセラピーを受けながらも20代なかごろまで自己のコントロールに苦悶し、痛みとともに生きる決心へたどりつく
山下丈[ヤマシタタケシ]
日比谷パーク法律事務所弁護士(第二東京弁護士会)・弁理士、大宮法科大学院大学教授(商法)、一橋大学大学院国際企業戦略研究科講師、日本銀行調達審議委員会委員、日本ペンクラブ会員
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