内容説明
苦闘する異次元マシンNR500に代わって、勝つために投入されたNS500。エンジンは2ストローク/四気筒優勢のなか、あえて3気筒として350cc並のコンパクトな車体を作る。馬力重視でなく、徹底的な軽量化の末、旋回性能を重視したこのマシンは、デビュー戦から快走した。そしてついにフレディ・スペンサーにより悲願の世界チャンピオンを獲得する。
目次
第6章 南十字星の輝く夜(レースは戦争である;三人三様 ほか)
第7章 優勝という名のお酒(吹雪の世界グランプリ;スペインの王様 ほか)
第8章 片山からの手紙(勝った原因を考えろ;片山の復活 ほか)
第9章 木山の死(一九八三年;ライバルはケニー・ロバーツ ほか)
第10章 二人のチャンピオン(一つのIF;物流作戦 ほか)
第11章 ミラーボールは回る(永遠の青年;おやすみ ほか)
終章 10年ののち(“キラキラ輝くような時間”;「達成感」を求め続ける―入交昭一郎 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
仁家の作
4
この本を読んだ頃、WGPにハマってました。当時は日本人ライダーの活躍が目覚ましく、ほんとにスリリングで面白かった。この数年、全く見なくなっちゃったけどまだバレンティーノロッシって走ってんのかなぁ。2007/10/20
無謀庵
1
私ちょうどNR500と同い年だな。弟のほうが出来がよかったのも似てるのだけど(笑)2014/04/28
washa46
0
NRからNSへ、そしてNR500は耐久レーサーのNR750へと移り変わる… 憧れ続けた時代背景に胸が熱くなる… かつては勝つ為に4stから2stへエンジンを変更、現代は環境の為エンジンの排気量を変更… 500ccレーサーの復活は…無いかぁ… この先、グランプリはどうなって行くのか… 本の感想よりも、つぶやきになってしまいました… 2022/03/22
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- 海王伝 文春文庫