内容説明
氾濫する情報の渦のなか、大人には大人の「粋な愉しみ」がある。五感をつかって遊ぶ愉しさを知れば、それだけで快楽人生のはじまり。夢喰う男たちが、今宵も繰り広げる悦楽の世界―いわく「新しいも古いもなくなっていく世紀末、カッコいいか、面白いか、すべてはこのふたつ」―と。「エスクァイア」日本版で伝説的存在として人気を博した「クラブシャングリラ」。ユーミン、ムッシュとの新対談を加え、装いも新たに甦る。
目次
週に一度はジャンク・フードを食べたい
古本屋の親爺と会話する愉しさ
ベッドがひとつにテレビがひとつ、あとは本が積んであるだけの生活
彼らは生きながらにしてモッズ
わかったふりをせず、自分のスタンスで堂々と
芸術家はだらしないものだ、なんて通用しない〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
踊る猫
25
取り留めなく続くアラフォーのおっさんどもの与太話。なのにどうしてこんなに面白いのだろう。話題は纏まった結論を提示するでもなく、ただふたりが良いと思ったミュージシャン、面白かった本・映画などを紹介するに留まる。だが、彼らはとことんまでそういったポップカルチャー/サブカルチャーに溺れるのだが、面白かったものを紹介したいという欲望に関してはストイック。結果として求道者のような趣を呈しているとも言える。だからふたりが語る女性の話は何処か童貞の少年の語り口のような、必死に背伸びをして語っているような微笑ましさがある2019/11/02
sekreto
1
表紙のMAYA MAXXが時代を感じさせて懐かしい。不良親父のどうでもいいようなこだわりと音楽の深い造詣に感心させられる。 今、FM COCOLOで二人の番組が聴けるのは令和の奇跡のようにも感じる。2023/01/27
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