出版社内容情報
帝都ラクファカールの失陥から十年。〈アーヴによる人類帝国〉は、新皇帝のもと、いま反撃を開始する。戦旗シリーズ第二部開幕!
森岡 浩之[モリオカ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
人類史上最大の戦闘の末、“アーヴによる人類帝国”は帝都ラクファカールを失陥した。皇帝ラマージュは戦いに倒れ、アーヴたちは宇宙の各所に散り散りとなった。それから十年の時が流れ、新皇帝ドゥサーニュの下、怒りに燃えるアーヴが還ってきた!各所で反撃の狼煙が上がり、ラフィールも艦隊を率いジントと共に出撃してゆく。アーヴの、そしてラフィールの未来を左右する戦旗シリーズ第二部、満を持してここに開幕!
著者等紹介
森岡浩之[モリオカヒロユキ]
1962年兵庫県生まれ。京都府立大学文学部卒。サラリーマン生活を経て1991年「夢の樹が接げたなら」で第17回ハヤカワ・SFコンテストに入選、同作品が“SFマガジン”誌に掲載され、作家デビューを飾る。1996年『星界の紋章』全3巻を、早川書房より刊行。新しいかたちのスペース・オペラとして高く評価され、第28回星雲賞を受賞し、テレビ・アニメ化された。2015年『突変』で第36回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山本真一郎
46
読了。毎巻の様に次は出るのかと気を揉み、出れば出たで吃驚するというのをここのところ繰り返している気がしてきた。何はともあれまたラフィールとジントに逢えたのは喜ばしい。ラフィールは兎も角ジントは最早脇役に転身している気もするが。他にもソバーシュ、エクリュア、アトスリュア、ペネージュ等、お馴染みの面々が相変わらずの様子で登場してくれたのも読書欲を促してくれた。にしても気になったのは誤字の多さ。校正を担当された方のやる気を疑うレベルだったので、そこが無ければ最後まで楽しく読めたのに、と思ってしまう。唯一の残念。2018/09/20
まるぼろ
32
さて今巻から戦旗シリーズとしての第二部スタート、ラクファカール失墜から十年、アーヴ帝国の反撃の狼煙が上がると言った感じの巻です。とは言っても今巻はラフィール率いる艦隊の圧勝と言うか、全体から見れば前哨戦みたいな印象を受ける内容で、むしろこの先のラクファカール奪還までに色々な障害が待ち受けているのかな、等と想像しながら読んでいました。ラフィールとジントの仲は相変わらずですが、そのジントとラフィールとの歳の取り方の差も顕著になってきているのでこの先どうなるかも気になります。そんな諸々も込みで次巻も楽しみです。2018/11/27
こも 旧柏バカ一代
30
再読。5巻から10年後。首都は陥落して領土も分断されたが、アーヴはしぶとく強大な軍を維持していたとは言っても、領民達に兵士になってもらわないといけないので、媚びなければならない状態まで衰弱してる。さらに補給も十二分とはとてもじゃ無いが言えない状態。 それでも10年かけて軍を再編して、遂に反攻を開始する。その反攻軍を指揮するのがラフィール艦隊司令長官、それを補佐するソバーシュ参謀長、エクリュア副参謀長、そして司令長官副官のジント。エクリュアが何気に大出世中ってのが凄いww2020/03/26
こも 旧柏バカ一代
21
艦隊戦メインで、猫は微量。ジントがアラサーでもラフィールは出会った当時のまま。何気にラフィールの弟君が大活躍してる。続き早よ!2018/12/16
宇宙猫
21
★★★★ 久し振りだから漢字だらけの造語が読みにくかった。登場人物は割と記憶にあるから楽しく読めたけど、続きをサクサク出してほしい。2018/10/30
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