出版社内容情報
【内容紹介】
「薬害エイズ」はなぜおきたのか!?いまや、国民の健康と幸福の敵対者となった厚生省。その内側から、あらゆるいやがらせ、いじめに耐え抜いて「お役人とお役所の本音」を世に発し、ついに懲戒免職になった著者が世界に発表した真実とユーモアのメッセージ。懲戒免職のきっかけになったワシントンでの講演、そして世界中から殺到した講演依頼。本書は日本の官僚の論理と官僚制度の病根を赤裸々に描き出した注目の1冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハーブ
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イヤー素晴らしい 多少感情論が入り込んでますが、日本人と外国外国人のアイデンティティーの分析は読みごたえありますね もう少し冷静に書いてくれると共感できますが、相当おこってますね 大分前の作品なので改めて今の現状と比較や違いを 無くても書いて!2014/09/10
sansirou
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ちょっとふるいけど、官僚組織がどれだけ降着しているかを官僚だった経験の中で明らかにしている。かなり偏った意見もあるけれど、今の日本の闇の部分をかなり明確な形で批判している。 違いを認めない、というのは、本当に日本のもっとも危険な部分であり、日本の民主主義がへなちょこなのも、ここに原因があるのでしょう。2013/09/21
トマト・デラックス
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元官僚の精神分析医、宮本政於氏が官僚制度の問題点を精神分析、集団心理の観点から分かりやすく解説している。鏡像関係、自己犠牲、滅私の概念にとても共感した。この本を読むと、日本社会における日本人の思想が明確になる。自分の中でモヤモヤしていたことがここに書いてあった。自由について色々考えさせられるものであった。是非、日本の若い人に一読を薦める。2011/10/04