講談社+α文庫<br> 銀のボンボニエール―親王の妃として

講談社+α文庫
銀のボンボニエール―親王の妃として

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062560719
  • NDC分類 288.44
  • Cコード C0195

内容説明

旧会津藩主・松平容保を祖父にもち、外交官である父の任地英国で生まれた著者はお転婆で、楽しい青春時代を過ごす。そののち19歳で秩父宮雍仁殿下と結婚。親王妃としての戸惑いと幸せなふたりの日々。その後の宮さまの発病と12年間にわたる闘病生活と死別。宮さまの生涯と著者の80年余の来し方を綴って心温まる皇族自らの回想記。

目次

第1章 英国生まれ
第2章 幼年時代
第3章 少女時代
第4章 アメリカ―青春時代
第5章 嫁ぐ日まで
第6章 親王妃として
第7章 銀のボンボニエール
第8章 ふたりの日々
第9章 開戦まで
第10章 御殿場御別邸
第11章 露のあけくれ
第12章 国際親善

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

北本 亜嵐

16
会津藩主・松平容保公を祖父に持った節子さま(後に勢津子と改名)の生い立ちから秩父宮雍仁親王殿下とのご結婚、殿下が病に倒れてからの献身的な看病、亡くなられてからの喪失感、その後のイギリス王室との交流を丁寧に書かれている。妃殿下に関しては知らないことが多かったが、嫁ぐ日にお父様から贈られた「一生、誠心誠意で努力すること」その言葉通りに生きた方だと思った。背筋がピンとなります。2015/12/21

ちぃ

7
序盤から、宮様とは、かくもやんごとなき方々であらせられたか…と、言葉遣いを改めずにはいられない。また戦時中の皇族の方々がどのように過ごされていたかと言うことは今日まで知らずにいたので、どれだけ国民を思い、苦悩などという言葉では言い表せない思いを抱えていらしたのかと…。秩父宮様については、ほとんど何も存じ上げなかったが、国民に慕われたというお人柄がよく伝わる記でした。また、度たび織り込まれる会津についてのエピソードには、日本国内で戦争をしていた日もそう遠くなかったのだと気付かされました。2016/06/25

5
以前保阪正康の「秩父宮」を読んだので是非読みたいと思っていた本。皇族、しかも女性と言う事で政治の話はナシ。一番思ったのは平民と庶民は全然違うもの、って事かな。やっぱり全然考え方も違うよね。これを読んでずっと疑問だった同じ平民の出なのになぜ勢津子妃は美智子皇后の輿入れに反対したのかがわかった気がする。2011/03/21

lilysX

1
匂い立つような品の良さ、そしてひたむきさ2023/03/01

鈴木貴博

1
秩父宮妃勢津子殿下による回想。会津松平家の一族に生まれ秩父宮雍仁親王殿下と結婚し、激動の時代に軍務に励む宮様、闘病する宮様を支え、宮様の薨去後は一人で秩父宮家を支えてきた勢津子妃が、平成を迎え80歳を過ぎた時点から来し方を振り返っている。当事者の貴重な声であり、当事者だから言えない・触れないことが浮き彫りになる点も含めて貴重な記録。2021/12/04

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