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沢庵における剣と禅
現代語訳 不動智神妙録・太阿記・玲瓏集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
v&b
1
サッと読んだ。水の心と氷の心のくだりが印象的だった。2012/05/07
しょ~や
0
味わい深し2012/10/25
とりもり
0
「不動智神妙録」「太阿記」「玲瓏集」から成る。剣の究極の境地である無刀の精神的なバックボーンが禅にあるからか、心が居着くことを戒める記述が多い。心が居着く=一つのことに囚われてしまい、他のことが見えなくなる。不動明王は、不動智(心は自由に動きながらいささかもとらわれることがない)を体現した存在。玲瓏集の「夫子の道は忠恕」(忠=中心(心の奥底、まこと、まごころ)、恕=如心(相手と一如・ひとつの心)、まごころにして相手と一つの心になればどんなことがあっても悪事はできない)が印象に残った。★★★☆☆2022/02/19