内容説明
数学における集合を一般化した性質からすべての対象を構成する性質一元論を展開する。即ち、数学の集合論を含む公理的性質論という公理体系を考え、それにおいて事態、個体、時空点、世界等を定義し、それらについての定理を証明する。さらに、それらに基づいてゼノンやうそつきのパラドックス、カントのアンチノミー等の哲学的問題の解決を意図する。
目次
第1部 性質一元論(内包、外延;様相述語論理S5;公理的性質論MZF;集合;事態、真理値 ほか)
第2部 記号論と哲学(記号論;意味論;語用論;意味論と語用論の関係;哲学的諸説の解明 ほか)
著者等紹介
和田和行[ワダカズユキ]
1949年長野県に生まれる。1973年東北大学文学部哲学科卒業。1977年東北大学大学院文学研究科修士課程哲学専攻修了。1985年早稲田大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻単位取得。2014年日本大学教授退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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