ふたりのトトロ―宮崎駿と『となりのトトロ』の時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062210133
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

出版社内容情報

欧米のアニメフェスでスタンディングオベーションが起きるほどの感動! トトロ制作時代の宮崎駿監督を伝えるノンフィクション。「木原君、この作品は楽しく作ってください」(宮崎駿)

元ジブリ制作デスクが、公開30年を機に初めて明かす
『となりのトトロ』誕生までの1年間
「スタジオジブリ」の奇跡のような真実!

宮崎駿監督やスタッフの素顔と情熱に迫る「感動秘話」

楽しく仕事をしたい宮崎さんがとった驚異の行動とは!?
宮崎さん大ピンチ、ジブリ残念伝説!
サツキとメイ、誕生の秘密。
ネコバスにモデルがいた!?
スタッフ驚愕、超難度動画はどのシーン?
前代未聞、制作中なのに思い出作り強化キャンプ!?
一歩間違えば、『となりのネコバス』!?
世界初公開、幻のアニメ企画と近藤勝也氏による幻のキャラクターデザイン!

――宮崎監督とスタッフが
楽しく、そしてひたむきに
『となりのトトロ』を作り上げた1年間。
本当に伝えたかったリアル・ストーリー!

2018年夏、日本人初の「アメリカ国立議会図書館」での講演をはじめ、
世界各地(ダブリン、ゴールウェイ、ロンドン、パリ、バンコク、台湾、ハワイ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン、モントリオール、ワシントンD.C.)のジブリやアニメに関する講演会で大きな感動を呼び起こし、熱狂した秘話が、ついに書籍化!


プロローグ
第2章「木原君は逃げるんですか?」製作開始決定
第3章「どちらのサツキがいいですか?」宮崎さんキャラクターを作り始める
第1章 トトロ前夜
第4章「この作品は楽しく作ってください」宮崎さん命を下す
第5章「このお面をかぶって授賞式に出てくれませんか」記者会見とアニメグランプリ騒動
第6章「そんなことをやって完成しますか?」宮崎さん顔を曇らせる
第7章「すみません。長くなります」宮崎さん頭を下げる
第8章「木原くん……どう思いますか?」宮崎さん少し悩む
第9章「トトロは楽しくなります」茶カーボン奮戦記
第10章「これは本当に大変な仕事でした」宮崎さん動画の作業に感謝する
第11章「強化キャンプに行きましょう!」宮崎さん決断す
第12章「こんなに追い詰めたんですから……」宮崎さん笑う
第13章『となりのトトロ』ゆく年くる年
第14章「トトロが自分で思いついたんです」宮崎さん上機嫌で笑う
第15章「トトロはやはりこれでいいんです」宮崎さん納得する
ちょっと長くて勝手なエピローグ・追記


木原 浩勝[キハラ ヒロカツ]
著・文・その他

内容説明

元ジブリ制作デスクが、公開30年を機に初めて明かす『となりのトトロ』誕生までの1年間。「スタジオジブリ」の奇跡のような真実!宮崎駿監督やスタッフの素顔と情熱に迫る“感動秘話”。

目次

トトロ前夜
「木原君は逃げるんですか?」制作開始決定
「どちらのサツキがいいですか?」宮崎さんキャラクターを作り始める
「この作品は楽しく作ってください」宮崎さん命を下す
「このお面をかぶって授賞式に出てくれませんか」記者会見とアニメグランプリ騒動
「そんなことをやって完成しますか?」宮崎さん顔を曇らせる
「すみません。長くなります」宮崎さん頭を下げる
「木原君…どう思いますか?」宮崎さん少し悩む
「トトロは楽しくなります」茶カーボン奮戦記
「これは本当に大変な仕事でした」宮崎さん動画の作業に感謝する
「強化キャンプに行きましょう!」宮崎さん決断す
「こんなに追い詰めたんですから…」宮崎さん笑う
『となりのトトロ』ゆく年くる年
「トトロが自分で思いついたんです」宮崎さん上機嫌で笑う
「トトロはやはりこれでいいんです」宮崎さん納得する

著者等紹介

木原浩勝[キハラヒロカツ]
1960年兵庫県生まれ。アニメーション制作会社・トップクラフト、パンメディア、スタジオジブリに所属。『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』などの制作に関わる。1990年『新・耳・袋』で作家デビュー。怪談作品を次々発表。怪談トークライブやラジオ番組も好評を博す。また2016年に発表した『もう一つの「バルス」―宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代―』が話題となり、欧米を中心に世界各国から日本のアニメやスタジオジブリに関する講演の依頼が殺到している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

30
 トトロの始まりは、こんな風景だったのか。宮﨑さんの制作姿勢こそ、日本の精神的な宝だ。ラーメン屋のエピソードが微笑ましいし、頑張っている姿をちゃんと見て、背中を押してくれるのは、ほんと、ありがたいと思う。 「相変わらずのくせっ毛ねぇ」と髪をやる姿は、大人になってからの方が泣けてくる。2020/03/02

詩 音像(utaotozo)

29
最高の続編の開幕を飾る「二人で『トトロ』を始めます」という宮崎駿の言葉にグッとくる。前作からの「夢」が叶った瞬間。自身の出世に対する戸惑い。前作の悲壮感漂う「失敗できない」から「楽しい作品だから楽しく作る」という信条の変化。これを反映した現場。第2スタジオ探しの奇跡。強化キャンプの効用。愛された作品ゆえの動画スタッフ側から嬉しい誤算リクエスト。監督の悩みを得意分野の怪談で返して「いい話ですね」とまで言わしめる。エピソードの宝庫。著者がいたからこそのジブリ黄金期ではなかったか?映画冒頭クレジットがその象徴。2020/06/24

のり

13
トトロって、何度観ても飽きない。 これを名作と言わずになんというか。 トトロの制作の裏側が描かれている本。面白かった。2018/11/25

ブラック ミッフィー の チョコちゃん

11
この本の内容は本当にすばらしいなと思った! 読んでるだけで その トトロを製作している スタジオの現場で宮崎さんと木原さんの やりとりを微笑ましく、また幸せな気持ちで その場で立ち会って その瞬間の空間を 共有している気がして 最高の気持ちにさせてもらえた。 2018/11/02

参謀

6
「この作品は楽しく作ってください」宮崎監督にそう言われた木原制作デスク。本作は二人が始めた『となりのトトロ』の制作秘話である。何度もTV放映され、ジブリのアイコンともなったトトロ。その作品制作にはジブリの並々ならぬ拘りが。動画のチェック体制、新しい茶カーボン導入、演出の拘りと制作現場の熱意が伝わってきた。親子に間違われた宮崎監督と木原氏の関係性も見逃せない。1年間で奇跡の作品とも呼べる『となりのトトロ』の完成。OPに制作の名が出てくるのはご褒美だったらしい。正直、泣けた。トトロファンは絶対読むべき1冊だ。2018/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13115670
  • ご注意事項

最近チェックした商品