福袋

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062206099
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

その日暮らしの気楽さ、商売のさまざま、歌舞伎の流儀、祭の熱気、男女の仲……。江戸の町の賑わいを綴る著者初の時代小説短編集。本書は著者初の完全独立短編集です。江戸時代の江戸を舞台に、この時代をこよなく愛する著者が描き出す、喜怒哀楽にあふれた庶民の物語。
その日暮らしの気楽さ、商売のさまざま、歌舞伎の流儀、祭の熱気、男女の仲……。
生き生きとした暮らしの賑やかさ、大都会だった江戸の町の日常の騒ぎを、実力折り紙付き、今もっとも新作が待たれる時代小説家が、興趣豊かに綴ります。

ぞっこん
千両役者
晴れ湯
莫連あやめ
福袋
暮れ花火
後の祭
ひってん


朝井 まかて[アサイ マカテ]
著・文・その他

内容説明

朝井亭「読む落語」だよ、寄っといで!商人も職人も、その日暮らしの貧乏人も、江戸の町は賑やかで、笑いと涙にあふれてる。江戸庶民の暮らしを綴る珠玉の時代小説短編集。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を『実さえ花さえ』(のちに『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』に改題)で受賞してデビュー。’13年に『恋歌』で第3回本屋が選ぶ時代小説大賞、’14年に同書で第150回直木賞、『阿蘭陀西鶴』で第31回織田作之助賞、’15年に『すかたん』で第3回大阪ほんま本大賞、’16年に『眩』で第22回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

230
江戸の市井で生きる人々の短編集。様々な仕事があり、生き生きとした人々の様子が描かれる。「莫連あやめ」のあやめの意地と琴の正体にしびれる。「晴れ湯」で遂に働き始める父の姿、「千両役者」のラストの凄み、「ひってん」の哀愁のあるラストが印象的。どうしても冗長に感じてしまう作品もあり、読了に時間を要したのは事実。朝井まかてさんの作品は長編の方が私と相性が良いのだろう。藤沢周平さんらと比べてしまうのは酷だが、物語にもう少し厚みがあっても良いように感じる。これからも期待しながら読んでみたい作家さんです。2017/11/19

ナイスネイチャ

217
図書館本。八作の江戸市井短編集。どれも江戸の暮らしが見えてくる物語でした。「福袋」「暮れ花火」がお気に入り。特に後者は「眩」を思い出しました。2017/08/13

❁かな❁

205
初めて朝井まかてさんの作品読みました!とっても粋で素敵な時代小説短編集♪江戸を舞台に庶民の暮らしが生き生きと描かれる。軽妙な語り口でまるで落語のような感じで色んなお話が語られて面白い!どのお話も短編なのに読み応えがあり良かった*特に女性が魅力的♡「暮れ花火」の雰囲気が好み♡この作品の中では1番艶っぽさがあり、終わり方も可愛い♡「ぞっこん」「千両役者」も良く「晴れ湯」ではじーんとして涙。「莫連あやめ」はカッコ良くて気持ち良かった♡初まかてさんでしたが読みやすくてリズミカルで楽しめた!次は『恋歌』読みます♫2018/03/24

hiro

186
朝井まかてさんの短編は『決戦!忠臣蔵』で読んだことがあったが、この本はまかてさん初の完全独立短編集というで楽しみに読み始めた。最初の“筆”が語り手のファンタジー風の話は、リズムに乗れなかった。しかしその後は、大部屋役者に初めてついた贔屓客は、風呂屋の娘が三介を、「よろしくっ」?、出戻り姉がとんでもない大喰いでそれを生かして、羽織裏専門の女絵師の粋な恋、神田祭りのお祭掛をくじ引きで引いたまじめな家主は、江戸時代の○均誕生!と、それぞれの短編は江戸時代の町人の生活がいきいきと描かれていて、大変面白く読めた。2017/07/30

takaC

182
玉だ石だとは言わないが玉石混淆だ。でも全部が玉あるいは全部が石だったら混淆とは言えなくなるしな・・・。とにかく混ぜこぜ。2018/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11815388
  • ご注意事項

最近チェックした商品