合理的にあり得ない―上水流涼子の解明

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062204453
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元弁護士の上水流涼子は、明晰な頭脳と美貌を武器に、「あり得ない」依頼を解決するが……。『孤狼の血』で推協賞受賞の著者渾身作!「殺し」と「傷害」以外、
引き受けます。

美貌の元弁護士が、あり得ない依頼に知略をめぐらす鮮烈ミステリー!

『孤狼の血』(日本推理作家協会賞受賞)、
『慈雨』(本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10・第1位)の著者、最新作!!

将棋ソフト、野球賭博etc.タイムリーな話題が満載!

不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子は、
IQ140 の貴山をアシスタントに、探偵エージェンシーを運営。
「未来が見える」という人物に経営判断を委ねる二代目社長、
賭け将棋で必勝を期すヤクザ……。
明晰な頭脳と美貌を武器に、怪人物がらみの
「あり得ない」依頼を解決に導くのだが――。

書店員さん驚嘆!

「あり得ないほど」の密度の濃さは「さすが」の一言。 
               三省堂書店営業企画室  内田 剛さん
無茶ともいえる依頼を次々と解決していく姿が、清々しい!  
               MARUZEN名古屋本店 竹腰香里さん
プロフェッショナルなキャラクターと痛快な結末を堪能しました!
               ときわ書房本店 宇田川拓也さん
「あり得ない」という思い込みに足をすくわれる怖さと、
足をすくわれる人物を見る痛快さを楽しめる傑作!
               あおい書店川崎駅前店 大西健文さん
格好いい! 涼子と貴山のコンビ、最高だ!!  
               大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

確率的にあり得ない
合理的にあり得ない
戦術的にあり得ない
心情的にあり得ない
心理的にあり得ない


柚月 裕子[ユヅキ ユウコ]
著・文・その他

内容説明

「殺し」と「傷害」以外、引き受けます。美貌の元弁護士が、あり得ない依頼に知略をめぐらす鮮烈ミステリー!

著者等紹介

柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。2013年に『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を、2016年に『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

713
柚月裕子は、新作中心に読んでいる作家です。著作には骨太のミステリが多いので、こういうライトなミステリも書くんだというのが、第一印象。娯楽として気軽に読むには、良いかも知れません。5篇の連作短編集、オススメは上水流涼子の誕生が解明される『心情的にあり得ない』です。上水流涼子も貴山も魅力的なキャラなので、シリーズ化を希望します。2017/03/12

Yunemo

536
あり得ない依頼ですか、確かに。面白さを増す涼子と貴山とのコンビにある意味爽快さが。この二人のキャラクター、なかなか奥深さがあって、惹き込まれる大きな要素。それにしてもタイムリーな話題を、表題の合理的に、また確率的に、戦術的に、心情的に、心理的に、それぞれのあり得ない依頼事項に託し、知略をつくしての解決策。まさかとは思いながら、成程との納得感。でも登場の怪人物に比してシリアス観が薄いのでは、だから読み流してしまう結果にも。ただ確率的の中で表現される「負けたときの覚悟」、噛みしめて自身でも思い当たるフシあり。2017/03/25

サム・ミイラ

499
何というか軽い。色んな意味で。前に読んだのが孤狼の血だったからか。野球賭博やインチキ将棋のノウハウなどタイムリーな話題は勉強になったけれども。弁護士資格を剥奪されたセクシーで超美形な主人公。黒幕との過去の因縁までまさにドラマ化を狙ったような設定。いやほんとこれは来年あたりドラマ化するんじゃないかと思ったり。でも私は続編はもういいかなという感じ。昔好きだったコミック「ハンサムウーマン」をなぜか思い出す。この二人の画で脳内変換していた(笑)2017/05/07

しんたろー

433
涼子&貴山コンビがビジネスとして公にできない事件を解決、 ワルを挫く痛快ストーリー。読み始めはラノベな内容に「本当 に柚月さん?」と戸惑ったが、二人の造形とコンゲームのよう なエピソードが楽しくて途中から「こういうのもアリだな!」 と思った。(佐方シリーズも再開して欲しいが)一点だけ残念 なのは主役・涼子のキャラがイマイチ立っていなくて、貴山の 活躍が目立つこと。映像化を狙った作品に思えるので、きっと 実現しそう。貴山は松田龍平さん or 松坂桃李さん、涼子は米倉 さん以外で!(ありがちなので…笑)2017/05/30

absinthe

411
まぁ面白かった。最近はやりの話題を面白く取り上げている気がするが・・。どうも最近似たり寄ったりの登場人物を読み続けてきたせいなのか、変り映えがしなくなってきた。この本が悪いのではないが、ちょっと時間がたつと誰のどの話だったか思い出せなくなる。そういう意味で、もう少し強烈な個性が欲しいところだが。コンピュータ将棋の話題が出てきた。不具合と説明されているが、著者はちょっと誤解があるようだ。2017/07/24

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