夢の猫―古道具屋 皆塵堂

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062200400
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

天涯孤独となったおきみが皆塵堂に。おきみが夢に見た子猫はどこに? その意味は? 大好評「人情怪談騒動記」ついに完結!天涯孤独な少女の夢に出る
「黒猫」の正体は?

曰く品が揃う皆塵堂に
人や猫も集まって……

面白さ抜群の「人情怪談騒動記」ついに完結!

父親が亡くなり天涯孤独の身となったおきみは、
後ろ足の先だけ白い黒猫が出る夢を見るようになる。
すると夢と同じ出来事が実際に起こるのだ。
残された借金返済のため根付を売りに皆塵堂へ行ったおきみだったが、
たいした金額にはならず、女郎屋に売られることに。
皆塵堂・主人の伊平次は一計を案じるのだが……。
そしておきみが夢で見た黒い子猫は何者なのか?

猫の夢
硯箱の中から……
幽霊屋敷 出ても構わぬ
にこやかな男
夢の猫


輪渡 颯介[ワタリ ソウスケ]
著・文・その他

内容説明

父親が亡くなり天涯孤独の身となったおきみは、後ろ足の先だけ白い黒猫が出る夢を見るようになる。すると夢と同じ出来事が実際に起こるのだ。残された借金返済のため根付を売りに皆塵堂へ行ったおきみだったが、たいした金額にはならず、女郎屋に売られることに。皆塵堂・主人の伊平次は一計を案じるのだが…。そしておきみが夢で見た黒い子猫は何者なのか?面白さ抜群の「人情怪談騒動記」ついに完結!!

著者等紹介

輪渡颯介[ワタリソウスケ]
1972年東京生まれ。明治大学卒業。『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、講談社ノベルスよりデビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

94
かかればいいと思っていた地味な呪いは意外と面白い形に集結していてそれでまずにんまり。そして待っていましたの子猫祭り。それも、夢の猫を探すという形でひらりひらりとあちこちの猫を訪ね歩きます。猫まみれ万歳です。そこで繋がっていくこれまでの伏線。女っけのないお話しに最後に登場したおきみちゃん。これは峰吉さん恋敵が多そうですよ。頑張って。これで完結という事ですが、いつかもう一回り(慎重とかが)大きくなって峰吉を番頭さんにおきみちゃんを看板娘にした猫大幅増量の第二部があったりしないかなーと期待してしまいます。駄目?2016/10/16

sin

92
いままでは表題の出来事に関わる人物(今回はおきみ)が軸となって物語は動いていったが、前作の円九郎がよほど気になるのか、彼の視点で展開していく…その為、おきみちゃんは脇役に甘んじている。最後にはまるでカーテンコールのように巳之助がこれまでの登場人物をその曰くの紹介と共に尋ね歩くおまけ付きだ…テンポよく纏めてあって積み残しはない…そうなんだけど物足りない。このまとめかたでは肝心の夢の猫の意味合いが説明仕切れてないような…そのうえもっと続けていい感じなのにここで終わり?そこんとこが不満なんだな!2016/05/17

またおやぢ

69
なんと!次から次へと懐かしい顔が登場するなぁ~と思っていたら、これが皆塵堂シリーズ完結編。古道具屋に集まってくる「曰くつき」の品々に、それを商う主人と小僧。入れ替わり立ち替り、皆塵堂に集まる居候もそれぞれが何かしらの「曰く」持ち。それこそ”皆”が”塵”のような品物や人々の集まりだけど、その一つ一つには様々な想いや生き様があって、愛すべきお節介な人たちとの交わりの中で浄化(?)していく様が心地よかった本シリーズ。途中からの猫推しには辟易したが、ここまでやり切るとそれはそれで潔くて清々しい。いずれまた連載を。2016/10/11

たち

48
猫まみれの最終回でした。今まで出てきた人があらかた登場して、なんだかちょっと寂しくなってしまいました。でも、一太郎は相変わらず猫嫌いだし、円九郎は役立たずだし、あんまり変わらなくてホッとした。番外編出してくれないかな~。そして今回、一番びっくりしたのは、峰吉が15歳だったってことですね!2016/09/25

万葉語り

45
皆塵堂シリーズ7作目。最終巻だけに猫がこれでもかというほど出てくる。もはやストーリーは添え物なのではないかというくらいでした。2016-2672016/12/29

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