僕らの惜春

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062198318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

白倉由美待望の新刊は、あの80年代を舞台にしたラブストーリー。今ここによみがえる、エイティーズのきらめき!80年代――僕も時代も思春期だった。アメリカとソビエトは冷戦状態にあり、ドイツには壁があった。僕も時代も緊張していたし、成熟には程遠かった。そんな時に出逢ったのが、君だった。君から教えてもらったのは、僕になにが欠けているのかということだった。君が求めているものをさしだすために、僕がなにをすべきか、僕はようやく考えることができたんだ。その時、世界が僕をふりむいた。青い春が散り、僕は君の手をとって歩きはじめる。

遠い記憶をたどりながら語られる、昨日みた夢のような甘く切ない恋愛小説。

白倉 由美[シラクラ ユミ]
著・文・その他

貞本 義行[サダモト ヨシユキ]
著・文・その他

内容説明

80年代―僕も時代も思春期だった。アメリカとソビエトは冷戦状態にあり、ドイツには壁があった。僕も時代も緊張していたし、成熟には程遠かった。そんな時に出逢ったのが、君だった。君から教えてもらったのは、僕になにが欠けているのかということだった。君が求めているものをさしだすために、僕がなにをすべきか、僕はようやく考えることができたんだ。その時、世界が僕をふりむいた。青い春が散り、僕は君の手をとって歩きはじめる。遠い記憶をたどりながら語られる、昨日みた夢のような甘く切ない恋愛小説。

著者等紹介

白倉由美[シラクラユミ]
1965年千葉生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

東京湾

8
あの頃、僕らは未来も見えないで、ただ何かを求め藻掻いていた。80年代、新たな文化の黎明期の中で、淡く繊細に煌めいたボーイミーツガール。少年は自分を探し、少年は夢想を求め、少年は現実を知り、少年は選択をする。目眩がするほどにイノセントな青春小説だった。いつかは失われる純粋、その惜しみなく美しい刹那の春。2020/09/03

おさと

6
ある意味ファンタジー。ラノベっぽいかなと思いきやそうでもなかった。冷めた目で見てしまったらそれまでだけど。P266兄の言葉は納得。2016/04/02

みほ

3
「人生って、意味をみつけることじゃなくて、今、ここにいること、その経験だと思う」(p157)「経験は未来の自分への贈り物だ」(P251) 私より5歳年上の著者が過ごした80年代を生きる少年が、高校時代を回想しながら語る自分探しの物語。多分、白倉さんの体験が投影されているんだろうな、と彼女の漫画家時代の作品たちを思い出しながら思った。「自分の生き方」について高校時代にここまで突き詰めて考えている(いた)かなぁ。表紙のイラストが内容と合っていなくてもったいない。各章のタイトルに7,80年代の歌のタイトルが。2020/12/02

すすぎ

2
救われたかったのは若い日の著者なのだろうと感じた。2016/07/02

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