出版社内容情報
「猫のつなをとき自由にしてやること」突然洛中にだされたおふれで巻き起こったねずみと猫の諍い。はたして僧師はどうおさめるのか?「猫のつなをといて、自由にしてやること」――慶長七年、洛中にだされたおふれに、猫たちは大喜び。一方ねずみたちは猫たちに追われる身となり、物陰に隠れる日々に。猫を再びつなぐように訴える老鼠法師、それに反対する猫又和尚。それぞれの主張に僧師は如何に答えるか?通事をつとめた象の法師が伝える、ねずみと猫の諍いの顛末は――
人気作家と人気画家のコラボで、あの「おとぎ話」が新しい文学になった!
自由自在に描かれた新作小説と個性豊かなカラー挿画で贈る絵本シリーズ、2015年10月より刊行開始。
【シリーズ全6冊】
『付喪神』 町田康 × 絵・石黒亜矢子
『象の草子』 堀江敏幸 × 絵・MARUU
『木幡狐』 藤野可織 × 絵・水沢そら
『うらしま』 日和聡子 × 絵・ヒグチユウコ
『鉢かづき』 青山七恵 × 絵・庄野ナホコ
『はまぐりの草紙』 橋本治 × 絵・樋上公実子
堀江 敏幸[ホリエ トシユキ]
著・文・その他
MARUU[マルー]
著・文・その他
内容説明
「猫のつなをといて、自由にしてやること」太平の京の都に突然だされたおふれから巻き起こった猫とねずみの諍い。仲裁役の僧師はいかに収めたのか。軽妙にして風雅な語りで後の世に伝える、ことの真相とは―?
著者等紹介
堀江敏幸[ホリエトシユキ]
1964年岐阜県生まれ。作家・仏文学者。1999年に『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年に『熊の敷石』で芥川賞、2004年に『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞など、数々の賞を受賞
MARUU[MARUU]
1976年茨城県生まれ。画家。多摩美術大学卒業後、英国のキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツでイラストを学ぶ。装画をはじめ、書籍、雑誌などで活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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