出版社内容情報
戦後70年の今年、子どもの本の作家19人が描き下ろしの文と絵で子どもたちに戦争を伝える渾身のドキュメンタリーアンソロジー。2015年――戦後70年の今年、子どもの本を作る者として、子どもたちに戦争をどう伝えるかを考えました。これは、子どもから子どもへのメッセージです。戦争を日常とし、毎日を暮らした当時の子どもたちから、現代の子どもたちへ、その暮らしと思いがそれぞれの視点で描かれています。戦争の体験は、著者のその後の人生に大きな影響を与え、強く生きていく動機になり、表現する仕事を選ばせたと感じます。生きる力の素晴らしさに触れると同時に、子どもの心に刻まれる戦争の痕跡の大きさに、改めて大きな恐怖を感じます。
小学生のお子さんたちは、ご家族に戦争体験者がいない人が多いと思います。小学校3年生以上を目安に編集しましたが、ぜひご家族でもお読みください。すべての漢字に読みがなをつけ、巻末には用語解説、地図、年表などを載せました。イラストも入り、読み進めやすくなっています。著者は、長 新太、和歌山 静子、那須 正幹、長野 ヒデ子、おぼ まこと、立原 えりか、田島 征三、山下 明生、いわむら かずお、三木 卓、間所 ひさこ、今江 祥智、杉浦 範茂、那須田 稔、井上 洋介、森山 京、かこ さとし、岡野 薫子、田畑 精一(敬称略)の各氏。長新太さん以外はすべてかき下ろしです。(担当編集)
講談社[コウダンシャ]
編集
内容説明
子どもの本の作家たち19人の真実。子どもの目と心がとらえた戦争。渾身の19本。小学校中学年以上。
目次
長新太 火の海
和歌山静子 知らなかった
那須正幹 八月六日の思い出
長野ヒデ子 NO WAR!(戦争反対!)は、わたしの根っこ!
おぼまこと ぼくの願いをきいてください
立原えりか ガマンの終わり
田島征三 戦争賛成
山下明生 原子爆弾が落ちた日
いわむらかずお じいちゃんが子どものころ、日本は戦争をしていた
三木卓 子どものころ
間所ひさこ 昔、戦争がありました
今江祥智 あの戦争―大阪大空襲を体験して
杉浦範茂 敵兵と向き合う
那須田稔 忘れられない、少年の日の出来事
井上洋介 行列図
森山京 あの戦争のわたし
かこさとし 白い秋 青い秋のこと
岡野薫子 戦争に生き残って
田畑精一 いつも歌っていた
感想・レビュー
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kinkin
がらくたどん
パフちゃん@かのん変更
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
かおりんご