信じられない「原価」買い物で世界を変えるための本〈2〉おもちゃ

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  • サイズ A4判/ページ数 48p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784062193290
  • NDC分類 K366
  • Cコード C8336

出版社内容情報

「おもちゃ」の生産流通に関する豊富な写真資料や最新データを掲載。搾取労働、環境破壊など社会問題を紹介。国際理解に役立ちます。

■この1冊で世界と自分のつながりがわかる!
身近な「食べもの」「おもちゃ」「テクノロジー」の裏側をのぞいてみよう!

 毎日の食べ物やおもちゃや携帯電話は、世界のどこの材料を使って、誰がつくって、誰が届けてくれているのでしょうか? 流通の仕組みが分かってくると、安くて豊富な商品が、過酷な労働環境をつくっていることを理解できるようになります。
 この本では、毎日安全な商品が届けられる流通の仕組みから、不当労働の事例や肥満といった社会問題まで幅広く、やさしく紹介しています。

IT機器にしても、おもちゃや食べ物にしても、商品には労働者からの搾取や児童労働や環境破壊といった信じられない「原価」がかかっていることを考えてもらいたいと思います。

■流通や国際理解の授業や宿題に役立ちます。

■信じられない「原価」ラインアップ
1 ケイタイ・パソコン
2 おもちゃ
3 食べ物

■シリーズの特色
貴重な写真資料や最新の図表を掲載!豊富なビジュアルで具体的に理解できるよう工夫されています。全ページカラー。

■2 おもちゃ編の特色
児童労働でつくられたサッカーボールを買うことができますか?豊富な写真資料や最新データを紹介し、児童労働や搾取労働など社会問題を掲載。グローバルな流通の仕組みや国際理解に役立ちます!

主なトピック

・おもちゃを生産する工場で児童労働が行われている?
・おもちゃの原料が生産されてから消費者に届くまで
・搾取労働撤廃を目指す「フェアトレード」を知っていますか
・おもちゃ工場で働く子どもは、おもちゃで遊ぶことはない
・12歳で家を出て、サッカーボール工場で働く子どもの一番の夢は家に帰ること
・人身売買と労働者の絶望
・人形の原料になる綿花栽培でアラル海が極端に縮小している
・児童労働を黙認したり、環境を破壊する玩具会社の商品は購入しない
・消費者が児童労働や搾取工場をなくす意識をもつことが、世界を変える買い物につながる

【著者紹介】
イギリス・ヨークシャーデールズ国立公園のそばにある町・イルクリー在住。教師・作家として活動するかたわら、ノンフィクションの執筆に関するワークショップもおこなっている。現在はおもに映画脚本や子ども向けのノンフィクション書籍を執筆している。

目次

おもちゃの裏側にひそむ真実
世界規模の貿易
需要と供給のバランス
玩具産業の工場
労働者の権利は完全無視!?
労働者の絶望的な状況
おもちゃと有害物質
ゴムの原料採取
綿花栽培の大きな問題
ごみの問題
健全な仕事、健全な遊び
子ども時代を送れない子どもたち
消費者の声と企業の変化
世界を変える買い物
玩具産業のフェアトレード

著者等紹介

コルソン,メアリー[コルソン,メアリー] [Colson,Mary]
イギリス・ヨークシャーデールズ国立公園のそばにある町、イルクリー在住。教師・作家として活動するかたわら、ノンフィクションの執筆に関するワークショップもおこなう。現在はおもに映画の脚本や子ども向けのノンフィクションを執筆している

稲葉茂勝[イナバシゲカツ]
1953年、東京都生まれ。大阪外国語大学及び東京外国語大学卒業。日本国際理解教育学会会員。長年にわたり編集者として書籍・雑誌の編集に携わり、まもなく1000冊になる。この間、自ら執筆・翻訳も多く手がけてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てんちゃん

29
このシリーズの凄いところは目の付け所。第1巻がケイタイ、パソコンで第2巻はおもちゃ。どちらも、スマート、夢など好印象なモノを取り上げながら、搾取労働や児童労働など、その光の裏にある影を描き出している。「児童労働で作られたサッカーボールを買えますか?」このメッセージが重い。『消費者が児童労働や搾取工場をなくす意識を持つことが大切。消費者は世界を変えるための買い物をしなければならない。もし現状が変わらないとすれば、全ての消費者にその責任がある』2018/11/17

けんとまん1007

15
シリーズ2冊目。表現として難しいと思う部分もある。自分と同じ年の子が、このボールを作っていると知ったら・・・・。確かに、そうなのだ。それを知った時に、どう考えることができるかが大切。知ることから始めるというのは、基本中の基本。無関心が一番の罪である・・・のような、マザーテレサの言葉を浮かんだ。児童労働、搾取、どうして無くならないのか。こころが痛む。2015/12/18

ののまる

9
ていうか、この子ども用の48ページの本が、定価3000円というのが,信じられないのですけども。一人でも多くの子どもに読んで欲しいのではないのか、それとも、フェアトレードで本を作るとこういう値段になるのかな?2020/01/12

たくさん

2
児童労働や労働環境について負の部分がとてもわかりやすくまとめてある。働く人の環境を大事にしなきゃというのが大人でも賛同できるなあといったいい本だった。2015/07/12

かなく

1
あからさまな植民地や奴隷は無くなったが、植民地や奴隷のような状況は続いている。 日本人からみれば貧困だが、彼らにすれば普通なのかもしれない。 しかし、10歳前後の子供が縫ったサッカーボールで遊ぶのは、何か違うと思う。 日本の裕福な暮らしは、海外の低賃金労働頼りではなく、機械化で達成できないだろうか。2015/11/07

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