それでも前へ進む

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062192835
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

めぐる季節とともに思い返す、家族、友、仕事、人生――。2千万人が泣いた伊集院静からの魂のメッセージ。「トランヴェール」連載!2000万人が泣いた伝説のエッセイ、待望の書籍化!
めぐる季節とともに思い返す、家族、友、仕事、人生――。
誰よりも多くの出会いと別れを経験した著者だから語れる、苦みと優しさに満ちた魂のメッセージ。
JR東日本の車内誌「トランヴェール」の歴代人気No.1連載「車窓に揺れる記憶」が、三年半の時を経てついに単行本化!

120万部突破の国民的ベストセラー『大人の流儀』シリーズから連なる、小説家・伊集院静の真の魅力満載。
悩み、迷い、立ち尽くす――それでも前へ進むための、すべての大人たち必読の一冊!

【第一部】車窓にうつる記憶
「春になればね……」
クマの昼寝
雨の紫陽花
光に抱かれて
花火に祈る
夜半の花
秋の小包
秋の海辺
冬の駅舎
元旦の朝の空
暖炉の火
また春が来る
ゆったりした時間
きらめく棚田
骨太の指
或る夏の朝
夏のよろこび
差しのべる手
帰省
黄金色の時間
ストーブ列車
寒牡丹
父の帰省
先生と電車で
【第二部】それでも前へ進む
2011年3月11日後の風景
人生は哀しみに満ちている
孤独だけが自分が何者であるかを教える
ここまでやってきた、これからもできる


伊集院 静[イジュウイン シズカ]
著・文・その他

内容説明

悩み、迷い、立ち尽くす―それでも前へ進むための、すべての大人たち必読の一冊。

目次

第1部 車窓にうつる記憶(「春になればね…」;クマの昼寝;雨の紫陽花;光に抱かれて;花火に祈る ほか)
第2部 それでも前へ進む(2011年3月11日後の風景;人生は哀しみに満ちている;孤独だけが自分が何者であるかを教える;ここまでやってきた、これからもできる)

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県生まれ。立教大学文学部卒業。CMディレクターなどを経て、1981年「皐月」で作家デビュー。1991年『乳房』で吉川英治文学新人賞、1992年『受け月』で直木賞、1994年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lonesome

44
人は、大切な人や大切なものを失って初めて本当の意味で人生とはどういうものかを学んでいくのだろう。だけども、人の悲しみや哀しみはその人のもので、そのかなしみを想像することは出来ても代わってあげることは出来ないと思う。例えば自分は火事で家が全焼して思い出の物などすべて失ってしまったけれど、だからと言って同じ境遇の人の喪失感はまったく同じだとは言えないだろう。だから、簡単にわかるとは言えなくとも、伊集院さんが言うように見守っているよという気持ちがありがたいと感じたし、自分もそうでありたいと思う。2015/12/25

tu-bo@散歩カメラ修行中

25
伊集院静のエッセイである。このエッセイを読んでいると彼の文体の簡潔さと胸に迫る力を感じる。連載した雑誌の性質から、旅、別れ、出会いが、キーワードになっている。所々に人生をいきる要諦となる短い文章がちりばめられている。☆四つ 再読必至。<(_ _)>2015/03/14

starbro

23
今回は毒の部分がない、家族・地域を中心とした温かいエッセイ。文字のフォントも大きく挿絵もあり非常に読みやすいですが、このボリュームからすると税込約1,300円は高い気がします。(図書館で借りて読んでいるので大変恐縮ですが・・・)2015/01/12

りんだりん

22
「心の温度が高まらなければ人は泣けないものだ」誰よりも多くの出会いと別れを経験した著者だからこそ響くものがある数々のメッセージ。人はなぜ生きるのか、哀しみとどう向き合うのか、迷い悩んだときに支えてくれる言葉がたくさんある。六人の作家の追悼エッセイからは著者のおおらかで温かい優しさと、しっかり生きることへの厳しさが垣間見れる。折に触れて読み返したくなる良書。★32024/03/13

犬こ

20
季節の移り変わりを美しい文章で表現したエッセイ。3. 11の時に書かれたものもあり、このタイトルになったのでしょうね。人の死を想い、東北の自然の美しさを綴り、自然を慈しむ、伊集院静の秀逸な文章を味わえます。2015/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8749213
  • ご注意事項

最近チェックした商品