出版社内容情報
万病に効くお灸を行商する男。山奥の村を訪れた彼を待っていたのは? 人生のおかしさ、哀しさを描く著者の真骨頂。芥川賞候補作。亡き父の後を継ぎ、万病に効くお灸「天祐子霊草麻王」を行商する「わたし」は、父の残した顧客名簿を頼りに日本海沿いの村を訪れる。土地の老人達、雑貨店のホットパンツの女、修験道者姿の謎の男……。人里離れた村で出会う人々は一癖も二癖もありそうな人たちばかり。やがて、帰りのバスに乗り遅れた「わたし」は、この村で一泊することになるのだが……。
どろにやいと
天秤皿のヘビ
戌井 昭人[イヌイ アキト]
著・文・その他
内容説明
ひとたび足を踏み入れれば、もうそこから出られない。ここは魔境か?桃源郷か?亡き父の後を継ぎ、万病に効くお灸「天祐子霊草麻王」を行商する「わたし」は、父の残した顧客名簿を頼りに日本海側の村を訪れる。善良な老人達が暮らす素朴な山里かと思いきや、なにやらわけありの人たちもちらほら。やがて、帰りのバスに乗り遅れた「わたし」は、この村で一泊することになるのだが…。
著者等紹介
戌井昭人[イヌイアキト]
1971年、東京生まれ。玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を主宰し、台本、出演ほか担当。2014年、「すっぽん心中」で第40回川端康成文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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