夏のキグナス―三軒茶屋星座館

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062190855
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

星座館での”親子3人”暮らしはさらに騒々しく。夏の星座は熱く、愛しい――好きな人と夜空を見上げたくなる、人生讃歌物語第2弾!夏が訪れ、路地裏に佇むプラネタリウムにさらに騒々しい面々がやってくる!
店主の和真、弟の創馬に美少女・月子。”親子3人”の暮らしに熱風のごとく乱入する、和真に恋する謎の美女。
そして、家族の秘密の鍵を握る女性の存在が、哀しくも大切な過去を、少しずつひもといていく。

黄道12星座の蟹座、獅子座、乙女座に、白鳥座、物語のキーとなるヘラクレス座。
夏の星座の物語は、どこまでも熱く、激しく、そして愛しい。
好きな人と夜空を見上げたくなる――人生讃歌エンタメ小説、待望の第2弾!


まったく新しく、どこか懐かしい、「三軒茶屋星座館」はこんな小説です!

その1.ギリシャ神話の「超訳」が彩る、私たちの物語
星座館で和真が語るのは、よそでは絶対に聞けない、バカで不器用で欲深い、どうしようもなく人間くさい神々の姿。
大胆な現代版アレンジで、楽しく簡単に神話が学べます!

その2.現代家族の在り方を問う、新しい「絆」の物語
星座館では別々に育った双子の兄弟と、血のつながりのない娘がともに暮らします。
そして様々な事情を抱えた常連たちが集う。疑似家族としての「絆」を作っていきます!

その3.都会であり下町でもある、実在する街の物語
物語には、実在する場所や店が数多く登場。
その風景を思い浮かべながら、または知らない街を旅するような、街と密接に結びつく新しい小説の楽しみ方が味わえます!

白鳥座
ヘラクレス座
蟹座
獅子座
乙女座


柴崎 竜人[シバザキ リュウト]
著・文・その他

内容説明

好きな人と手をつなぎ、星空を見上げたくなる―。夏の星座は「恋」と「友情」。どこまでも熱く激しく、そして愛しい。“家族”の絆と秘密の物語。愛されて第2弾!!

著者等紹介

柴崎竜人[シバザキリュウト]
1976年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、コンセプトプランナーなどを経て、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

81
相変わらず面白い。商店街の細かい描写やら、茶沢通りのサンバカーニバルやら、三茶らしさが前作より出ていて、嬉しい限り。プラネタリウムバーに居候する2人の、隠された過去が明らかにもなり、深みもありつつ、ライトに楽しめた。2015/06/18

yanae

74
三軒茶屋星座館の2冊め。前作で心をわしづかみにされ、今作も期待を裏切らない1冊でした。相変わらず星座の話は面白いし、登場人物たちも暖かいし…。今作では葵の登場が大きいかな。いいキャラだし、本人も幸せになれてよかった。あと、ほっしーがメインの話もとてもよかった。趣味にはびっくり(笑)彼が味方になってくれるのはきっと大きいはず。そして何より、立てこもり事件。ついに和真の過去と月子の母親の秘密が明らかに。途中は解散してしまうのではないかとひやひやしたけど、最後にはホッとしました。大好きなシリーズです♡2018/10/18

七色一味

71
読破。主人公のキャラからすると、どうも「僕」という一人称がそぐわない。それも決め台詞のコトロでの「僕」なので妙に気になるなぁ。☆星座にまつわるギリシャ神話の「超訳」は相変わらず。月子と母親のお話では、では月子は? という疑問が。保科はその辺りも知っているのかなぁ。☆三軒茶屋星座館もシリーズ2冊め。なかなかおもしろいシリーズに巡りあえて幸せです。2015/02/05

hirune

69
「気持ち良く、僕らにしゃべっちゃいなよ」と人の話しを聞き、ギリシャ神話になぞらえて解きほぐす和真。ヘラクレスの話しも和真や創馬の過去も明るくおちゃらけて語られるけど、実は深い悔恨と癒えない心の傷を抱えたもの。でも良い仲間ができて、あれほど渇望した家族ができて良かったね。しかし周りの大人が全てお父さんと化してしまう月子の親父たらしの力がすごい^^;年頃になったら強面の二人の父と大勢の父モドキにボーイフレンドは苦労するんだろうなぁ。。2015/11/25

いたろう

64
プラネタリウムを併設したバー、三軒茶屋星座館の第2弾。続編をすごく期待していた本だったので、それが読めたのはうれしい限り。本作から「常連」に加わった葵の存在感が強い分、少々霞んでしまった常連もいるが、そこは次作での活躍に期待。前作で抱腹絶倒だった「現代語版ギリシャ神話」も健在、このシリーズはこれが一番の肝。三軒茶屋の実在する場所がいろいろ登場するのも興味深いが、まさか三軒茶屋ラテンフェスティバルも本当にある祭りだったとは。恐るべし、三軒茶屋。2014/10/29

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