出版社内容情報
『草の上で愛を』で第50回講談社児童文学新人賞佳作受賞の著者の受賞後第1作。少年の大人への反抗と自然への畏怖を描いた新境地! 真矢は中学一年生。飼い犬の老犬・フリ蔵と千枚山に散歩に出かけ、沢に転落してしまう。肩に大けがを負い、出血多量で気を失いかけたところを、片目に傷を負い古い青色の首輪をつけた野犬が大きな吠え声を上げ、その声に気づいた猟友会のメンバーの手で助けられる。
片目の青――その存在が真矢は気になってしかたなかった。
真矢は連日、片目犬と出会うために千枚山を訪ねた。そんななか、保健所と猟友会が野犬捕獲に動きはじめたことを知り、クラスメイトの沙雪、壮大も加わって阻止作戦を練ることに。
真矢を突き動かしていた大人への反抗心が、青とフリ蔵、クラスメイトとの交流を通じて、いつの間にか大人になりたい、たくましくなりたいという気持ちに変わっていく。
第一章 フーリガン
落ちる
うるさい教室
大神岩
夕闇の道で
ターゲット
タイマン
第二章 仲間ができる
殺処分
弾丸みたいに
黒い影
クラスメート
へんな奴
α
もっとへんな奴
火星探査機
第三章 いくつかのバトル
フリ蔵の足
バトル・クラス
大人たちの理由
光る目
第四章 青!
二本の電話
キョウレツ
最終作戦
終章 新しい日々
未熟なものたち
となりには、いつでも
青い空、白い雲
陣崎 草子[ジンサキ ソウコ]
著・文・その他
内容説明
野犬の青と、飼い犬のフリ蔵。二匹の犬が、真矢に伝えたことは―?講談社児童文学新人賞佳作デビュー後第一作。
著者等紹介
陣崎草子[ジンサキソウコ]
1977年大阪府生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術コース卒業。絵本作家、児童文学作家、歌人として活躍している。『草の上で愛を』(講談社)で第50回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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itoko♪
pom
バジルの葉っぱ
ペヤン
thiha
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- 和書
- 新選組藤堂平助 文春文庫