出版社内容情報
青年士官ハリーのもとに送りつけられた4枚の羽根…臆病者を示すその羽根の汚名をそそぐべく、ハリーは命懸けで戦乱の地へ赴く。英国のロングセラー、愛と冒険の傑作小説が甦る。
青年士官ハリーはなぜ電報を燃やしたのか。不審に思った上官は電報の送り主と内容を探り出す。そしてハリーの元に三枚の白い羽根が送りつけられる。つづいて婚約者からも同じ白い羽根が届く。 軍務は解かれ、婚約も破棄??打ちひしがれるハリーは、名誉回復のために戦乱で騒然とするエジプトへ命を賭けて赴く??送りつけられたあの羽根はどうなるのか。 イギリスで多くの歴史小説、冒険小説、探偵小説を著したメイソンの、この傑作中の傑作はいまも心躍る古典として生きている。
内容説明
青年士官ハリーはなぜ電報を燃やしたのか。不審に思った上官は電報の送り主と内容を探り出す。そしてハリーの元に三枚の白い羽根が送りつけられる。つづいて婚約者からも同じ白い羽根が届く。軍務は解かれ、婚約も破棄―打ちひしがれるハリーは、名誉回復のために戦乱で騒然とするエジプトへ命を賭けて赴く―送りつけられたあの羽根はどうなるのか。イギリスで多くの歴史小説、冒険小説、探偵小説を著したメイスンの、この傑作中の傑作はいまも心躍る古典として生きている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
31
臆病者を意味する四枚の羽根を渡された男性が、名誉回復のためにエジプトへ行く物語。19世紀末の世界情勢や歴史を知っていれば、想像が膨らんで楽しめたのかもしれない。煮え切らなくて苛々させられる登場人物ばかりで、私には辛い読書だった。ほとんどの人物が思いを秘めたまま、肝心なところを避けて会話するので、とにかくまどろっこしい。人生の限られた時間を何年もこんな苦しみに費やすより、新たな幸せや別の目標を見つけて、今と未来を楽しく過ごす方が余程良いと思う。本人たちは大団円だが、薄情な私には無駄な行為としか映らなかった。2018/04/19
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