ムラカミのホームラン

川崎 徹【著】

講談社（2014/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 170p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062190152
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

野球の達人だった友人・村上の死。格の違いを見せつけられたウディ・アレンとのＣＭ撮影など、圧倒的な才能にまつわる生と死を描く。

テレビCMに脚光が当たり始めた時代、フリーとなった主人公は相棒のプロデューサーと話題の作品を撮り続けていた。あれから数十年経ち、彼の訃報が飛び込んできたことを機に過去に想いを馳せるのであった。
小学校からズバ抜けた才能をみせ、甲子園を目指し野球の強豪校に入った友人の村上。一年生でレギュラーを取ったものの、急死してしまう。葬儀で交わされる野球部のキャッチボール。そして、ニューヨークでウディ・アレンを起用し、自分との才能の違いをまざまざと見せつけられたCM撮影現場の状況など、【圧倒的な才能】にまつわる生と死を描き切った「ムラカミのホームラン」と、主人公である猫自身の死と烏のヨシダ、餌をくれる老人との触れ合いをユーモラスな筆致で描写した「ヨシダ」を併録。

【著者紹介】
１９４８年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ＣＭディレクターとして多くのヒット作品を手掛ける。
著作に『１／８のために』『０』『彼女は長い間猫に話しかけた』『石を置き、花を添える』『猫の水につかるカエル』『会話のつづき』など。

内容説明

ウディ・アレン、天才野球少年…圧倒的な才能にまつわる生と死を描き切った名作誕生。死にゆく猫とカラスの交流が心に迫る「ヨシダ」を併録。

著者等紹介

川崎徹［カワサキトオル］
１９４８年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ＣＭディレクターとして多くのヒット作品を手掛ける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まゆ]

人に理解されにくいような、独特の感覚を持った人。読みたくて買った本の予習の前の予習で読んだけど、買った本にたどりつけないかも。や、慣れたらいけるか。

2015/08/19

[ちまちゃん]

話の展開がコロコロと変化していくので、着いていくのが少し大変でした。 生きることと死ぬことをテーマにしたこの2つの作品は作者さんの感性がたくさん詰まっていました。

2019/04/27

[masa4449]

表題の話は、ムラカミが話のスパイスに。ヨシダは猫の死んだ後の回想。吾輩は猫である風。

2020/02/13

[カニパン]

図書館本　急に話の時間が変わるのでついていけなかった

2019/12/22

[HaruNii]

図書館本。 内容がまったく理解できず残念。

2018/07/02