遅く咲くのは枯れぬ花

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遅く咲くのは枯れぬ花

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062189743
  • NDC分類 593.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

仕事も恋も、彼女は50代から花ひらいたーー。日本一のきものコレクターが言葉でみちびく、50歳からの「運命を変える生き方」術!

日本一のきものコレクターにして、着物愛好家たちから絶大な支持を集める、池田重子。その輝かしいキャリアは、実は、50歳の離婚から始まったーー。
離婚慰謝料のほぼ全額を投じて手に入れた運命の帯留との出会い、人との縁、商売の機微、そして50歳から始まった恋の数々。90歳になっても、とびきりおしゃれで美しいひとが言葉でみちびく、50歳からの「運命を変える生き方」術!

第一章 50歳。はじまりのとき
・ひとり立ちにはほどよい季節があります
・何かが始まるときには、一生に一度の「出会い」がある
・「出会い」に導いてくれるのは人脈です
・資金がなくても50代で店を開きました
・一年と三ヵ月は、一日にも休まず働いた

第二章 仕事。天職に出合うために
・苦労も糧となる。結婚してからは大変でした
・とにかく、いろいろやる。本気で一生懸命に
・仕事で成功するための3つの条件
・どうしても手に入れたいものは、諦めずに追う
・ものを買うときは、絶対に値切らない
・妥協は転落への第一歩

第三章 恋。すればこそ!
・分かれたからこそ、はじまった
・50代からの恋
・男の人より、えらくなっちゃダメかしら?
・秘すれば、花

第四章 美。日本が本当に美しかった時代
・いいものは手の感触でわかる
・季節に寄り添うように暮らす
・月に一度の歌舞伎の日
・昭和元禄という、素晴らしかった時代

第五章 おしゃれ。幸せに生きているあかし
・着ているものは、その人そのもの
・やっぱりコーディネイト!
・きものは不思議と日本人を美しく見せてくれる
・季節のものを身にまとう楽しみ
・「池田」流コーディネイトの秘訣
・おしゃれの基本は、太らないこと
・髪の乱れは心の乱れ
・美しいものを身のまわりに置いておく

【著者紹介】
1925(大正14)年、神奈川県横浜生まれ。東京・目黒の「時代布と時代衣装 池田」店主。明治以降の着物や帯留めなど、和装品全般を集めた「池田重子コレクション」で知られる、日本一のきものコレクター。
自らの貴重なコレクションをコーディネートして展示した「日本のおしゃれ展」を全国で開催、「昔きものブーム」を起こし、幅広い人気を得る。きものブランド「夢工房」「池田重子きものコレクション」のデザインや、古裂を活かしたきもの創作を手がける。『池田重子流コーディネート 春のおしゃれ』(夏秋冬編もあり 実業之日本社)『髪飾り』(ハースト婦人画報社)、『池田重子コレクションTHE BEST』『池田重子 美の遍歴』(大和書房)など著書多数。

内容説明

仕事も恋も人生も、すべては50代から花ひらいた!日本一のきものコレクター、池田重子。彼女が「天職」に出会ったのは、50代だった―。89歳の美しい生き方、その手ほどきを綴る。

目次

第1章 50歳。はじまりのとき(ひとり立ちにほどよい季節があります;「はじまる」ときには、一生に一度の「出会い」がある ほか)
第2章 仕事。天職に出会うために(花開かせるための条件;「知っている」ことの強み ほか)
第3章 恋。すればこそ!(別れたからこそ、はじまった;50代の恋 ほか)
第4章 美。日本が本当に美しかった時代(いいものは手ざわりでわかる;季節に寄り添うように ほか)
第5章 おしゃれ。幸せに生きているあかし(おしゃれは楽し!;「粋がる」のとおしゃれは別 ほか)

著者等紹介

池田重子[イケダシゲコ]
大正14(1925)年、横浜に生まれる。東京・目黒の「時代布と時代衣裳 池田」店主。明治以降のきものや帯、帯留などの和装衣裳全般を集めた「池田重子コレクション」で知られる、日本一のきものコレクター。自らの貴重なコレクションをコーディネイトして展示した「日本のおしゃれ展」を全国で開催、「昔きものブーム」を起こし、幅広い人気を得る。きものブランド「夢工房」や「池田重子きものコレクション」のデザインほか、古裂を生かしたきものの創作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

18
斜め読み。あちこちに配された帯留めが美しい。2022/12/19

Noelle

4
昨秋、目黒辺りを歩いていて、偶然 時代布池田を見つけた。著者の娘さんである店主のアドバイスで黄八丈を求めた。店の佇まいはおそらく変わっていないのだろう。時折展覧会で見る時代着物の完璧なコーディネートの始まりは、あの店だったのだ。著者の妥協のないコーディネートが拠るところの確たる美意識と信念。贅沢な時代から生まれたものであるとともに、やはり著者個人のセンスある感覚の賜物を、今見せてもらえる同時代の尻尾にいることに幸を感じる。アンティークなどという言葉でくくって欲しくない、本物を見る目のおかげである。2018/04/21

Satoru Kobayashi

1
家を買う予定だった何百万というお金を、全て帯留に費やしてしまった、「きものは豪華でなくても優雅であればいい。立派でなくてもその人にとって洒落たものであればいい」という着物史に残る名言を残した彼女は、間違いなく日本一の粋人だった。 本当に惜しい人を亡くした。2015/12/12

books

0
まずは清潔であること 髪の乱れは心の乱れ2016/08/31

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