三軒茶屋星座館

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062187183
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

プラネタリウムを営む和真のもとに、突然やってきた弟とその娘。3人の奇妙な共同生活が始まるが……。感動の書き下ろしエンタメ!この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。

「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」
三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、不思議な客たちが集まる店で、”親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。

辛いことがあったら夜空を見上げればいい。僕たちよりもずっと昔から悩んできた、星たちの物語が広がっているから――。

読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!

柴崎 竜人[シバザキ リュウト]
著・文・その他

内容説明

「和真は俺の兄貴で…そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」東京、三軒茶屋の路地裏に佇むプラネタリウム。“親子3人”の奇妙な共同生活が始まった…。読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!

著者等紹介

柴崎竜人[シバザキリュウト]
1976年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京三菱銀行退行後、バーデンダー、コンセプトプランナーなどを経て、作家デビュー。映画、ドラマなど脚本も多数手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

104
読破。タイトルから、どんな話になるにせよ、そこそこ人情味のある物語だろうなと思いながら読みました。5編収録された連作短編集で、各編のタイトルが44星座のそれぞれの星座名になっていて、ストーリーも星座にまつわるギリシャ神話がモチーフになっていますが、主人公の和真が語る神話が現代語に翻訳されててわかりやすく、しかも面白いという(笑)☆残念ながら本編の方は現代語訳された神話ほどは…ですが、悪くはないかな。続編があるようなので、そちらも読んでみよう。2015/01/22

あも

101
【はなちゃん課題本】金髪の店主和真が営むプラネタリウムのあるバー星座館。彼のポップ過ぎるギリシャ神話解説(神様みんなヤンキーノリ)が段々と癖になる。娘連れで転がりこむ弟…とドタバタ劇のフォーマットに則りつつ、1つ1つの挿話はほろ苦ビター。ライトなノリでままならない人生をままならないまま愛してく強さのある彼らを好きになっていく。『誰かを好きになる度、こんな好きの形があるんだって発見する。ひとつとして同じ好きはないんだ』_自分が皆に思っている事が書かれていた。感謝祭に相応しい課題本。またこの星座館を訪れたい。2018/03/31

yanae

98
びっくりしたー!すごいよかった♡超当たり本!おすすめしてくれたお気に入りさんに感謝です♡三軒茶屋にある夜営業のプラネタリウム。店主の和真は金髪て口も悪い。でも星座を語らせたらすごい。星座の成り立ち、ギリシャ神話などを完全に現代風に置き換えて教えてくれる。それがものすごく面白くて分かりやすい♡つい笑ってしまう。星座が好きになると思う。そんな和真のもとに、急に弟とその子供月子が転がり込む。常連客と急に増えた家族のどたばた劇。星座の話が教訓になって皆が救われる。幸せな気持ちになる一冊です♡シリーズ化絶対読む!2018/10/04

あつひめ

98
実在する地名だと…本当にこの登場人物がその街にいるような気がしてしまう。空にある星座の話は、子供の頃から神秘的…なんて言葉は知らずとも何か心がヒュッと鳴るような…そんな気分で眺めていたので、この本にも同じようにヒュッと鳴りそうなお話が並んでいる。柴崎さんは脚本も手掛けているとか。映像が目に浮かぶような物語の描き方に共感が持てる。他の作品も読んでみたくなる。2014/05/13

aquamarine

92
階上の床が抜けたために二階分の高さとなった物件をうまく使った、三軒茶屋の星座館。たった12席に集うお客様のために、金髪のオーナー和真が独特の若者言葉で語るギリシャ神話には本当に惹かれます。飛び込んできた弟の創馬と一人娘月子を中心に常連さんとともに語られる連作。少しずつ語られるそれぞれの背景は決して綺麗なものばかりではないけれど、優しい物語を夢中になって読みました。現在の三茶はもはやお洒落な観光地のようですが、この本は私が知っている何年も前の三茶の街並みが想像でき、ノスタルジックな想いに浸りました。2018/08/08

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