さらばスペインの日日

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  • サイズ A5判/ページ数 619p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062186667
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

著者渾身のイベリア・シリーズついに完結! 日本の無条件降伏、第二次世界大戦終結で、北都昭平、ヴァジニアにいかなる未来が──。

著者渾身のイベリア・シリーズついに完結! 日本の無条件降伏、第二次世界大戦終結で、北都昭平、ヴァジニアにいかなる未来が──。

【著者紹介】
1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。'80年、「暗殺者グラナダに死す」で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。'87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。'97年より専業作家。2001年6月から2005年5月まで日本推理作家協会理事長を務めた。『重蔵始末』シリーズ、『剛爺コーナー』『大迷走』『バックストリート』など著書多数。

内容説明

1945年、ドイツに続く日本の無条件降伏で第二次世界大戦が終結。密命を帯びてスペインに潜行していた日本陸軍の情報将校・北都昭平は、戦犯指定の危機にさらされる。一方、英国情報部員ヴァジニアは、同国秘密情報部(MI6)第九課長キム・フィルビーがソ連の二重スパイである事実を暴こうと動き出す。だが、二人は同時に拘束され、別々に勾留される。国境も戦火も越えて愛し合っていた彼らに、いかなる未来が待っているのか―。

著者等紹介

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。’80年、「暗殺者グラナダに死す」で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。’86年刊行の『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。’97年より専業作家。2001年6月から’05年5月まで日本推理作家協会理事長を務めた。’13年、第17回日本ミステリー文学大賞受賞が決定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

32
足かけ16年書き継いできたイベリアシリーズの完結編です。ほかのシリーズをいくつか掛け持ちしながら書かれてきたのは本当にすごいエネルギーだと思います。確かに現代スペイン史は逢坂さんのライフワークと聞いているのでご自分でも書いていて楽しかったのだと思います。そこに日本人を配置して、あまり表の世界史には出てこないカナリス提督などの思い入れがよく表れていたと感じました。もう一度最初から一気に通読をしてみたいと思います。2014/09/26

テクパパザンビア

31
面白かった。『対談 この国の150年』で逢坂剛さんのこの本を推してたから読んだ…。まさかシリーズ物の完結篇やったとは、第1作のイベリアの雷鳴から読んでみたくなった。2019/08/29

RIN

31
シリーズ第1巻『イベリアの雷鳴』初出が1999年だから本巻出版まで14年にも亘った全7巻。読むのがもったいなくてようやく読了。最終巻はどこかディズニー映画みたくなっていたが(笑)戦争も終わったことだしたまにはこういう戦後処理の物語もいいかな。自分の親族は母方父方共に戦時中は在外公館詰めだったがいずれも戦後何一つ語らず没したそうで、もしかしたら日本の戦争をこんな風に見ていたのかな?と感慨深い。僅か6年間の物語なのに非常に濃密な時間の流れる物語だった。2019/06/09

外道皇帝

16
「イベリアの雷鳴」から始まった長いシリーズがようやく完結。カナリス提督はやっぱり生き延びていたんだ、良かったねえ。キム・フィルビーも上手く生き延びたようで。戦争が終わってからのベントンやシャピロ、須磨の態度は素晴らしい。長いこと続いてきたのが終わってしまうと感慨も一入だなあ。2014/06/01

ジュール リブレ

13
逢坂剛さんのイベリアシリーズ完結です。ずっと読み続けてきて、なんか、感慨深いものがあります。この作品から読むことは、全くお勧めしませんが、逢坂剛作品の集大成。いい本でした。2013/12/23

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