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猫のよびごえ

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062186650
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

縁あって町田家にきた猫たちと町田夫妻の心温まる日常。大人気シリーズ待望の第4弾!『猫にかまけて』以来、高い人気を誇るシリーズ待望の第4弾。
ボランティアに保護された猫を預かるうちに、猫の数が増えてゆく町田家。
ウイルスを持ち、人間におびえてなつかない猫から、海岸を散歩中に後をついてきた人なつこい猫まで、
さまざまな猫たちと不器用な飼い主との間で繰り広げられる、心温まる日常。
のどかな光景の中にも、生き物を飼うことへの真摯なまなざしと優しさが貫かれた傑作エッセイ。

ビーチの到来
ネムリ・キョーシローの到来
「死にしなの茶碗」と猫たちの怒り
茶室の猫たちの移動
甘やかしの問題
エルのマーキングの問題
奈奈の全員敵視政策


町田 康[マチダ コウ]
著・文・その他

内容説明

自分の都合で、癒される、とか言って生き物を飼い、簡単にこれを捨てるのは罪深いことだ。かつてなく人懐こい猫がやってきた。大人気エッセイ、待望の新刊!

目次

ビーチの到来
ネムリ・キョーシローの到来
「死にしなの茶碗」と猫たちの怒り
茶室の猫たちの移動
甘やかしの問題
エルのマーキングの問題
奈奈の全員敵視政策

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。作家、歌手、詩人として活躍。1996年に発表した処女小説『くっすん大黒』でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

65
猫エッセイ4冊目。もともと猫についてのエッセイなどはどういうものかを確認したかったのだった。相変わらずの増えて減っての猫たちとの生活を描いていて、書こうと思えばいくらでも書けそうだがこれが最終巻のようだ。なんとなく理由がわからなくはない。暇つぶしにおすすめ。2018/06/11

chanvesa

41
なぜ町田さんの日記にいつも「奈奈様」て書いてあるのかわかった。奈奈のための自分総動員法が可決されたからだったのだ。わたしの親父もよく猫を家に招き入れ、必ず猫が複数家にいる状況が20年以上続いているが、相性が良い場合がない。まだわたしが実家にいるときは猫のケンカやマーキングをしょっちゅう見た。町田さんの猫を含めた生き物への愛情は「今日もまだ生きている。今日もまた、生きていく。」という結びの一文に爽やかに結び付いている。2016/04/23

さぜん

40
相変わらず破天荒な文体で面白い。町田家に引き取られた猫達は猫同士のいざこざはあるけど猫愛に溢れた人間に出会えて幸せだなあと思う。不器用だけど一生懸命に猫達に向き合い手を差し出す町田さんはすごい。エルのマーキングとの格闘は凄まじいし、奈々の闘病は一筋縄ではいかない。そして次々に保護してしまう性分は変えられない。猫と暮らす生活に勝るものはないのだろう。2016/01/31

haruaki

32
猫エッセイ4作目。猫のよびごえに誘われて、あたふたしたりアハハと笑う他愛もない毎日。猫は増えたり貰われたりお空へ逝ったりまた増えたり。今回は犬も増えて更にざわつく猫たちとの生活。なんだかどんどん猫たちの個性が強くなっている。町田康の愛とおちゃらけのある目線が優しくて読んでいると心からホッとする。小さき命達に、優しい朝日が降り注ぐ世界でありますように。2017/09/24

つらら@道東民

29
どうして猫好きは、猫の下僕となってしまうんでしょう?次々拾って困ってても、里親候補に「可愛い写真を見せたら、貰われて行っちゃうじゃないかー」とすねる猫馬鹿ぶり、あっぱれです。古雑巾くらいならカンパできます。いつでも声をかけてください!2014/02/28

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