月と太陽

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  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062186506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

皆既日食とともに世界を巡る、美しい双生児。彼らの果たす〈夢〉とは。――夜空に、喪失に、運命に、希望を灯す物語全五編皆既日食とともに世界を巡る、美しい双生児。彼らの果たす〈夢〉とは。

未来に歩む僕らの物語、五編を収録

★新米飛行教官と一年ぶりに飛ぶ小説家の航空経路は、ある記憶を辿る旅だった。
「ホリデイズ」
★仙台の空を通過(ルビ:パス)する、制御不能になった衛星を捉えた大学院生の冬の日。
「真夜中の通過」
★脳から脳へ言葉を送る〈フラッシュ〉が浸透した今、13年後の自分から届いたメッセージ。
「未来からの声」
★恋人からの連絡が途絶えた。彼女を支えていた篤志家は、実は敵だったのかもしれない。「瞬きよりも速く」

ホリデイズ
真夜中の通過
未来からの声

瞬きよりも速く


瀬名 秀明[セナ ヒデアキ]
著・文・その他

中島 梨絵[ナカジマ リエ]
著・文・その他

内容説明

新米飛行教官と一年ぶりに飛ぶ小説家の航空経路は、ある記憶を辿る旅だった(『ホリデイズ』)。仙台の空を通過する、制御不能になった衛星を捉えた大学院生の冬の日(『真夜中の通過』)。脳から脳へ言葉を送る“フラッシュ”が浸透した今、13年後の自分から届いたメッセージ。(『未来からの声』)。恋人からの連絡が途絶えた。彼女を支えていた篤志家は、実は敵だったのかもしれない(『瞬きよりも速く』)。皆既日食とともに世界を巡る、美しい双生児。彼らの果たす“夢”とは。未来に歩む僕らの物語、五編を収録。

著者等紹介

瀬名秀明[セナヒデアキ]
1968年静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)修了。薬学博士。95年、『パラサイト・イヴ』(新潮文庫)で第2回日本ホラー小説大賞を受賞し、デビュー。98年、『BRAIN VALLEY』(新潮文庫)で第19回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリーなど幅広いジャンルの小説を発表する一方で、科学書、文芸評論の執筆活動、共著・監修にも精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

76
本としては昨日読んだ『月の恋人』と同じくらいの分量だったけどこちらの方がずいぶん多くエネルギーを消費させられた気がする。2017/10/06

けい

75
瀬名さんは初読み。近未来的な出来事の中で人と人との関わりを中心に描く 5編からなる短編集。印象的な作品としは表題にも繋がる「絆」、結合双生児の兄弟そして双子を通して、紡ぎ出される「違と異」の違い、シングルトンという表現、分離を望む父親(世間)とそれとは異なる二人の思い、考えさせられる部分が多かった様に思います。一見理系の話が多く出てくる文章なのですが、文章が非常に美しく読みやすい印象を受けました。他作品も読みたい作家さんです。2014/02/23

百太

22
ロマンとセンチメンタルな感じの短編集でした。専門的で難しいかな。2015/03/05

ぐうぐう

21
瀬名秀明が小説を書く目的は、いつもいつもはっきりとしている。それは、科学と文学の融合だ。この作品集の中に作家がよく登場するのは、そんな理由からだ。それは、身体と精神の関係に似ている。「私たちは言語によって自分の感じたことや思ったことを表現する。言語を通して世界と接する。だがそれは私たちの身体の役割と同じではないか。人が言語によって自分なりの世界を捉え、言語によって思考の一側面を表すのならば、それはまさに身体のように、私たちの可能性と限界なのではないか。」(つづく)2014/02/21

zanta

15
私の頭の出来では理解のできないところも多く。理系のセンス皆無の私には、難解ではある。だけど、理系なんだけどロマンチック。絆が好き。この大学にこの春進学する親族がおり、この本を贈ってみようかなんて夢想しているが、内容が理解できないのに贈る権利ないかな…。ツールやフラッシュ。私には必要ない。かな。本当にこんなシステムが導入されたら?恐ろしい話だ。2014/03/11

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